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ISBN 10 : 4022599944
Content Description
15世紀後半、応仁の乱で焼失した花の御所の跡地周辺は、盗賊、博徒などのならず者がたむろし、毎夜強盗がおき、殺害された人や死人が道に捨てられ、集団で飲んでは喧嘩におよぶというありさまだった。室町幕府がひらかれ、都と地方の往来は頻繁になり、さまざまな物・人が流れ込み、京都は膨大なエネルギーを吸収して活況を呈していたが、恐怖政治、将軍暗殺と政治制度は疲弊し、御家騒動、土一揆の頻発で地方支配は機能不全に陥った。ならず者=足軽は、どんなきっかけで故郷を捨て、京にやってきたのか。だれを頼ってどこに住み、何をして生計を立てていたのか。足軽の発生を解き明かし、室町時代の光と影を描きだす。
目次 : 1 首都京都の誕生(都に住んだ武家/ 荘園をとりまく人びと)/ 2 京郊荘園の変容(武家にとりいる荘民たち/ 広がる被官化/ 蒲生貞秀の成長)/ 3 足軽・牢人の誕生―暗転する室町の社会(足軽予備軍/ 没落人の行方)/ 4 牢人都市京都(諸国牢人上洛事件/ 退廃する京郊社会)/ 5 嘉吉の乱後の幕府政治―交錯する光と影(奉行人たちの季節/ 伊勢貞親登場/ 応仁の乱への道)
【著者紹介】
早島大祐 : 1971年、京都府生まれ。京都女子大学准教授。専門は日本中世史。京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こきよ
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Jampoo
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