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ISBN 10 : 439343451X
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奈良中宮寺の如意輪観世音菩薩とともに。いまコロナの時代に、中宮寺の門跡が、みずからの激動と波乱の半生をも込めつつ、観音さまの心を皆の心に、清々しく、美しく、瑞々しく歌い上げる“たましいの絶唱”。
目次 : 早春苑―こな雪かかる早春の苑(平成十九年)/ 暁雲上―雲上のあかつき朱にそめける(平成二十年)/ 岩間水―春山は木々も芽吹きて下もゆる(平成二十一年)/ 柳知春―堀川の柳も何時しか絲たれて(平成二十二年)/ 雲の峰―斑鳩の里にかかれる雲の峰(平成二十三年)/ そよぐ―風のそよぎは極楽のかぜ(平成二十四年)/ 夕河鹿―そぞろ歩きの谷川に(平成二十五年)/ 夏野―真夏の空の草むらの中(平成二十六年)/ 池紅葉―秋晴れの池面のせせらぎおだやかに(平成二十七年)/ 村時雨―にしきかき消す村時雨かな(平成二十八年)/ 鳥羽の海いかだにおつる夕日かげ(平成二十九年)/ 惜歳暮―国民の幸いのりましし平成の(平成三十年)/ 寿御代―すめろきの御代のことほぎめでたけれ(平成三十一年令和元年)/ 茶の香―友垣と茶の湯の集ひたのしかり(令和二年)/ “付”鉄道唱歌中宮寺篇
【著者紹介】
日野西光尊 : 1930年、東京に生まれる。1943年、女子学習院初等科卒業。1948年、京都府立京都第一高等女学校卒業。1961年、受戒得度、中宮寺入寺。1964年、中宮寺住職(門跡)拝命。1972年、仏教大学仏教学科卒業。現在、中宮寺門跡、茶道中宮寺御流家元、華道斑鳩流名誉総裁など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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