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あの子はだあれ

日野多香子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265006267
ISBN 10 : 4265006264
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

養護学校の帰り道、スクールバスが、団地に入って間もなくだった。その瞬間あの子が見えた。あの子は一輪車に乗って、バスのわきをすいすい過ぎていった。ミキは、どこかで見た子だと思いながらも、思い出せず…。

【著者紹介】
日野多香子 : 1937年、東京生まれ。東京学芸大学卒業。「風の花ぞの」で講談社第10回児童文学新人賞、『闇と光の中』(理論社)で第10回児童文学者協会新人賞、『ふるさとの山河を歌の心に』(PHP研究所)で第36回サンケイ児童出版文化賞推薦を受ける

味戸ケイコ : 1943年、北海道まれ。多摩美術大学卒業。『あのこがみえる』(舟崎克彦文、偕成社)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞推薦、『花豆の煮えるまで』(安房直子著、偕成社)で赤い鳥さしえ賞、その他、第1回サンリオ美術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はる

    小学生のミキは、通っていた小学校のジャングルジムから落ちてしまい、車椅子生活を送ることになってしまう。仲の良かった友達とは距離が出来、新たに通いだした養護学校での生活にも馴染めず絶望していた。だがそんなある日、一輪車に乗る不思議な女の子と出会う……。突然車椅子生活になってしまったミキの悲しみがよく分かる。彼女の揺れる想いが繊細に描かれています。味戸ケイコさんの温かくてちょっと幻想的な絵か物語に良く合っています。

  • テルテル

    ジャングルジムから落ちたことがきっかけで、車いす生活となり、養護学校に通うことになったミキ。慣れない養護学校生活の中で、心の支えとなる友達ができ、彼らの良さを理解することが出来る。怪我をしなければ分からなかった彼らの気持ち。そんな中、普通学校にエレベータ、スロープ手すりつきのトイレが完成しミキは、普通学校に戻る。しかし、彼女を待ち受けていたのは、みんなと同じことが出来ない自分だった。ふと自由に一輪車を乗り回す女の子を思い出す。自分らしく自由に生きればいいという女の子からのメッセージが絵本から伝わってくる。

  • たまきら

    事故で車いす生活になった女の子の目に映る、一輪車を軽快に操る「あの子」。彼女の器用なあしは、主人公が失ったもの…。けれども、だからといってあの子がすべてを持ち合わせてるわけでもなくて…。淡々と描写される子どもたちと、色彩をおさえた絵の相乗効果にやられました。毎日を当たり前に過ごせる幸せよ…。

  • ぶんこ

    事故で突然車椅子生活になってしまった小学生のミキちゃん。今までの小学校には通えず、通学バスで養護学校へ。バスの中から見えた一輪車の女の子。知ってるような気がする。体の不自由な子が通学している養護学校には、車椅子だけではなく心臓の悪い子もいます。あやちゃんです。優しい子でしたが、病が悪化して天国へ。ミキちゃんは一人ひとりが持っている命の大切さに気づく。事故前に通っていた小学校が建て替えをして、車椅子でも支障がなくなったことからミキちゃんは転校。今までの友だちとも一緒に通学できてよかったね。

  • ヒラP@ehon.gohon

    【再読】大人のための絵本

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