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科学と宗教対立と融和のゆくえ

日本科学協会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120050763
ISBN 10 : 4120050769
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自然の合理性を信じるか、それとも神を信じるか。AI(人工知能)の急進展により、科学と宗教の関係は新たな局面を迎えている。両者の「対立と融和」の歴史を辿り、未来を展望するための11の視座。

目次 : 科学と宗教の交錯/ 第1部 ヨーロッパとの対話―知と信の原型から(世界宗教と科学/ キリスト教以前の科学と宗教/ ガリレオ裁判の真実/ 乾燥地文明における帝国と宗教の形成―黒アフリカ・イスラーム文明から考える/ イスラームと科学技術)/ 第2部 アジアからのメッセージ―こころの深層を巡って(宗教と科学の融和と拒絶/ 原始仏教における知と信/ 脳と心と無意識―脳科学・幸福学と仏教の関係/ 鈴木大拙から折口信夫へ、そして宮沢賢治へ/ 日本文化における知と信と技―和歌と俳諧に読む ほか)

【著者紹介】
金子務 : 1933年生まれ。大阪府立大学名誉教授。国際日本文化研究センター共同研究員。科学技術史専門。日本科学協会評議員、理事を歴任。著書『アインシュタイン・ショック』(河出書房新社、1981年/岩波現代文庫、2005年、第3回サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 田中峰和

    四大文明にしても、三大宗教にしても内陸乾燥地帯が起源となる。なぜ乾燥地に文明が栄えるのか。それは長距離交易を可能にした家畜の力だ。ラクダを始め、ウマやロバ、ウシは移動・運搬手段となりうる。これら大型家畜の草食哺乳類は、草原風土に適応し、文明あるいは宗教の発生を可能にしたのだ。家畜の品種改良や馬車・鐙の発明など科学技術の発展も遊牧民を有利にした。モンゴル人が鐙の利用で戦闘力を増し、世界制覇できたのがその証拠。不毛の地と呼ばれる砂漠だが、文明と宗教に寄与したことを再認識。今の衰退は別の理由があるのだろう。

  • Go Extreme

    科学と宗教: 量子力学や宇宙論の進展が宗教観に挑戦→シンギュラリティ問題と絡む可能性 ガリレオ裁判: 地動説巡る論争≒信仰と科学の対立象徴 教会ー聖書解釈・地球中心説支持 乾燥地文明: 交易都市が世界宗教の拠点・普遍的な倫理観育む イスラームと科学: アッバース朝ーギリシャ科学が宗教と結びつき発展 プトレマイオス天文学が再評価→観測技術向上 共存と対立: 科学的発見が宗教的信念に影響→新たな価値観形成 脳科学と仏教: 無意識の構造に関する脳科学の知見→仏教思想と交わる可能性 内村鑑三: 信仰の変遷を経験

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