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きけわだつみのこえ 日本戦没学生の手記

日本戦没学生記念会

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003315712
ISBN 10 : 4003315715
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1995
Japan

Content Description

酷薄な状況の中で、最後まで鋭敏な魂と明晰な知性を失うまいと努め、祖国と愛するものの未来を憂いながら死んでいった学徒兵たち。1949年の刊行以来、無数の読者の心をとらえ続けてきた戦没学生たちの手記を、戦後50年を機にあらためて原点にたちかえって見直し、新しい世代に読みつがれてゆく決定版として刊行する。

目次 : 戦没学生の遺稿(日中戦争期/ アジア・太平洋戦争期/ 敗戦)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    戦争は、勝っても負けても悲惨。家族に対する手紙は、胸をうち、先に読み進めないものもある。自衛隊が、直接戦闘ではないといえ、海外に進出することに危惧。命を失う可能性のある、起こっている戦争に関与。戦後、すぐの発行時には、軍国主義を鼓舞する内容のものは未掲載とのこと。最初の編集時には、時代的に仕方がないかもしれない。今、「軍国主義」という一言で片付けてきた事の危なさと多様性を知る。実態のすべてを記録として公開し、危うさとばらつきを確認したい。

  • hit4papa

    戦後まもない昭和24年に刊行された学徒兵の手記です。当時の知識人であった青年たちが、戦死、病死、消息不明、はたまた死刑にと、死に臨んで残された両親、兄弟姉妹、妻子、友、恋人に語りかけます。戦争に批判的でありながら、国のために命を捧げざるを得ない青年たち。ある者は理不尽な暴力に恐怖し、ある者は満たされない知識欲を嘆き、ある者は無謀な戦いに憤ります。それでも、日本国民のために命を捧げることを潔しとする思いには、親目線で我が子と重ねて切なくなってしまいました。特攻隊、回天の乗員の手記は、特に辛いですね。

  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄

    なんで、Kindleしかないの・・・日本は敗戦が決定的になっても尚、抵抗を続け罪のない人々を次々と犠牲にしていく。その中でも目をひくのが「学徒動員」。ここに出て来る人達は殆ど帝大の学生さん。前途有望な学生が「死んで当たり前。お国の為に。」喜んで命を捧げるその姿。中には18歳の学生もいて余計涙を誘う。恋人がいる人もいらした。どれ程無念だっただろう。医学部の学生でさえ動員されている事に今更驚いた。あと数か月待てば戦争は終わる。それなのに何故?中にはノーベル賞を取ったかもしれない人達もいるのに。軍国主義反対!

  • あきあかね

     無限の未来が広がり、様々な夢を抱いていた若人たち。日中戦争、太平洋戦争における戦没学生七十五名の手記や手紙がまとめられている。本来なら最も生を謳歌しているはずの若者が未来を断ち切られる。五百頁もの本書の一文一文が胸を抉る。 意外だったのは、学徒兵の遺書が編まれていると思っていたが、入営前の学生生活や軍での日々の生活も多く書かれていたこと。そのため、感情がより自然に現れ、時を超えて彼らの存在が身近に感じられた。懊悩や諦念もあれば、学生らしい明るいユーモアや過酷な軍隊生活でのささやかな喜び、⇒

  • 康功

    『親思ふ心にまさる親心、今日のおとづれ何と聞くらん』 吉田松陰が安政の大獄で処刑される一週間前に、郷里の両親に送った歌が、戦没学生の手記とピッタリ重なる。日本軍幹部の暴走により始まった勝てるはずもない戦争の犠牲が、前途有望な旧帝大文系学生にゆだねられ、全く不条理な死への突入を余儀なくされていた。学徒兵こそが、立派な人格者で、沢山の無駄な犠牲をもたらしていた事実を改めて考えさせられた。きな臭い現代に、戦争を知らない世代が読み継いで行くべき本だと思った。

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