Architectural Institute of Japan

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弔ふ建築 終の空間としての火葬場

Architectural Institute of Japan

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306045309
ISBN 10 : 4306045307
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2009
Japan

Content Description

忌み嫌われがちな施設・火葬場を、終の空間として見つめなおす実例集。世界の葬送の風景を解説し、日本の風土と現代の良質な施設、その計画・設計・運営を紹介。死と向きあい、冥福を祈る、終の空間を考える1冊。

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Book Meter Reviews

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  • なる

    葬送の様式は世界によって様々。日本のように火葬がほとんどを占める国というのは珍しく、土葬や水葬、鳥葬などで送られる文化というのは今でもあり、文化的・宗教的な背景がそこにある。インドのガンガーやタージ・マハル、チベットのラサ、イタリアにある墓地だけの島など世界の葬送の例を最初に紐解きつつ、日本における火葬場の実情(都市部では火葬場、地方では野焼き場が多くあった。現在は野焼き場は減少の一途をたどっている)から、火葬場の歴史や構造、設計などを学術的に解説している。誰もが訪れる火葬場。ふと我が身を振り返る。

  • きいち

    見送る人がちゃんと悲しみ、ちゃんと気持ちに片をつける。火葬場というのは、そんな心の中のことまで含んだ「機能」がまさに剥き出しになってる建築。ホールの床が大理石で待合室の床が絨毯、装飾や眺望にだって必然がある。◇読みながら、これまで自分がお骨を拾った経験を思い浮かべようとするのだけれど、記憶はなんだかとても曖昧で、思い出せるのは断片的な光景とか感覚のみ…当事者として利用した者がそんな曖昧な記憶しかない状況で創らねばならぬ建築というのは、本当難儀だわな。その意味で、多くの人を巻き込んだ近江八幡の事例は素敵だ。

  • URI(病気養生

    「死」を演出する火葬場にも歴史あり・・・いかにして無毒にして燃やすかという機能の発展と演出部分の変遷というのは死生観の変遷でもある。

  • sho

    葬祭について。知らないことが多く、その点についても学ぶことができた。さらには歴史なども記載されており、基本的なことから書かれていました。さらには経営のことまで触れられており、あまり無いタイプなので勉強になりました。

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