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(現代版)絵本御伽草子うらしま

日和聡子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062198332
ISBN 10 : 4062198339
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

海で失踪した兄を追って、わたしは不思議な甕の底の世界へ迷い込む。たどり着いた竜宮城で待っていたものは――?注目の詩人にして作家・日和聡子と人気画家・ヒグチユウコが描きだす、妖しくも魅惑にみちた異界への誘い。
人気作家の自由な想像力で、あの「おとぎ話」が新しい文学になった!美しい絵と共に贈る愛蔵版「絵本 御伽草子」シリーズ最新刊。

【著者紹介】
日和聡子 : 1974年島根県生まれ。詩人・作家。立教大学文学部日本文学科卒業。2002年『びるま』で中原中也賞、2012年に『螺法四千年記』で野間文芸新人賞を受賞

ヒグチユウコ : 画家。多摩美術大学油画科卒業。定期的に個展を開催しつつ、ファッションブランドや画材メーカーなどとコラボレーションするなど多方面で活躍。オリジナルブランド『GUSTAVE higuchi yuko』も展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    「絵本 御伽草子」のシリーズをこれですべて読んだのですが、これが一番今までで違和感があり、かなり絵の雰囲気からしても不気味な感じがしました。子供はだめでしょうね。好き嫌いがかなりわかれるのでしょう。物語としては従来の話とはまるっきり異なっています。海の生物の絵が生々しく、また色合いもかなり従来の絵とは異なって印象に残るものでした。

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

    浦島太郎といえば日本人なら知らない人はいないぐらい有名だけど、報われない結末にもやっとしたり、諸説に思いを馳せてみたりするのも楽しい。この絵本はまた一風変わっていて、うらしまがいなくなった後の妹の視点から描かれている。 甕を覗きこんだうらしまは何処へ行ってしまったのか、覗きこんだ世界は極楽か地獄か。「わたし」が垣間みる竜宮城は美しいようでいてぞわぞわとおそろしい。日和聡子さんの自由な創造力と、ヒグチユウコさんの繊細な絵が、絶妙にこわくてあやしく訪れる人を魅了するマヨヒガに誘ってくる蠱惑的な作品。好きです。

  • mocha

    帰らぬ浦島太郎を待つ家族、という視点が面白い。兄を心配しながら家族を支える妹が、ある日亀の夢を見る…。日和聡子さんの海の描写も、ヒグチユウコさんの妖しい絵も、ぞくっとする美しさ。このシリーズとしてはとてもわかりやすいお話で、現代版というより続編という感じ。『浦島太郎』も考えてみればかなり怖いお話だということに、今更ながら気づいた。

  • 吉田あや

    ヒグチユウコさんの耽美な絵で導かれる絵本御伽草子「うらしま」。ある朝漁から帰った兄は、沖で亀を釣り上げ、海へ帰した…と云ったきり姿を消してしまう。兄を探しに出た「わたし」は岩陰の波間に大きな甕(かめ)を見つける。甕の水面に映る兄の姿をよく見ようと身を乗り出した時、手足を滑らせて甕の中へ。そこに待ち受ける兄の面差しに似た少女。甕によって海へ落ち、細螺の螺旋で現世に戻る、うらしまインワンダーランド。欝々とした魅力にうっとりと絡めとられる。

  • みかん🍊

    浦島太郎のお話とは全く別の側面、急にいなくなった太郎を探す妹が主人公、兄を探し磯へでた妹が見つけたのは甕の中の妖しい異世界、そこは煌びやかな竜宮城ではなかった、太郎は何処に、女の子はいったい何者だったのか。ヒグチさんのイラストがまた妖しく怖い。

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