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地形からみた歴史古代景観を復原する 講談社学術文庫

日下雅義

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062921435
ISBN 10 : 406292143X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「地震」「水害」「火山」「雷」「大風」…。『記紀』に描かれた数多の自然現象とその災害の実態とは?「浦」「江」「潟」「岸」「潮」「浜」…。『万葉集』に謳われた風光明媚な景を現在と比較すると?「古墳」「池」「溝」「津」「水門」、人為は景観をどう変えたのか?空中写真、地形図、遺構・遺跡、史料を突き合わせ、失われた古代日本を大胆に復原する。

目次 : 第1章 景観の復原と遺跡―はじめに/ 第2章 大地は変わる/ 第3章 『記紀』『万葉集』に自然の景をよむ/ 第4章 生活の場を復原する/ 第5章 生産の場を復原する/ 第6章 消費の場を復原する/ 第7章 景観の形成と古代―むすびにかえて

【著者紹介】
日下雅義 : 1934年徳島県生まれ。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。立命館大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うえぽん

    地形や地質の分析と文献や古地図など考古学的資料の調査を融合させ、弥生から古代に掛けての景観の復原を試みた書。福岡の裂田溝、和歌山の紀伊水門、大阪の古市大溝、針魚大溝、依網池、住吉津、難波津などが復原対象。地殻変動や火山活動で大地は絶えず変化していること、森林伐採が土砂の流出・堆積を生み川の流路や入江の形態を変えたことや、平底の船でラグーン内に作られた港を利用し、外国を含めた交易を行っていたことなど、自然の変化から見た古代史が浮かび上がる。故郷近くの分析が多く、痕跡は残っていなくとも関係箇所を訪れてみたい。

  • moonanddai

    地形が変化するとは、自らが変わるというのと、人間の営みによって変わるというものがあり、本書ではその過程を地理学のみならず、地球物理学、地球化学、層位学といった様々な知見を駆使し「復原」するというものです。時には記紀や万葉集といった文学までも…。「応神陵」が崩れたのは何時か、難波津は砂州とラグーンの並行する湊だったとかが見えてきます。それにしても人間は、相当昔から自然に手を加え続けてきたようです。縄文・弥生の遺跡から、山を崩しての用水路や川をせき止めた貯水池、難波津の長大な堀など、公共事業の連続です…。

  • Hiroki Nishizumi

    古地図って面白い。さほど目新しい内容はないが、古地図みるだけでロマンを感じる。

  • たか

    地元の狭山池が取り上げられていた。

  • makkachinn

    難波など西日本が中心にまとめられている。湾岸部に住む人におすすめ。地形の変化と格闘する人々の様相がいろいろとみられて面白い。

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