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日本人はなぜそうしてしまうのか 青春新書インテリジェンス

新谷尚紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784413043755
ISBN 10 : 4413043758
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2012
Japan

Content Description

思わずしてしまう振る舞いに隠された日本人の気質とは。行為・儀礼の分析から探る、日本人の心の源流。私たちがふだん何気なくやっていることでも、ちょっと考えてみると不思議な習慣が少なくない。笑う、泣く、食べる、謝る、挨拶する、見る…。これらの“動詞”を通して分析すると、あらたな「日本人像」が見えてくる―。自分のなかの“日本人”を探る、動詞の民俗学。

目次 : 第1章 祝い事でなぜ日本人は「胴上げ」をするのか/ 第2章 話をしながら相手をよく「叩く」のはなぜか/ 第3章 まなざしの比較文化、「見る」にまつわる日本人の謎/ 第4章 日本人が頭を下げて「お辞儀」をする理由/ 第5章 「泣いて」謝る日本人、そこにはどんな思いがあるのか/ 第6章 笑う門には福来たる、日本人にとって「笑う」意味とは/ 第7章 寺では合掌、神社では「拍手」、そのしきたりのワケ/ 第8章 日本人の「占い」好き、ブランド好き、その不思議/ 第9章 どうして自分の「箸」や「茶碗」が決まっているのか/ 第10章 日本人の特徴、それは『「私」の論理』

【著者紹介】
新谷尚紀 : 1948年広島県生まれ。早稲田大学文学部史学科卒業、同大学院博士課程修了。社会学博士(慶應義塾大学)。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授を経て、名誉教授。現在國學院大學文学部および大学院教授。柳田國男の著作に刺激をうけ、民俗学の道を志す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うえ

    「日本では、四という数は死に通ずるということで、一般には避けられることが多くあります。…しかし…出雲大社や宇佐八幡宮では拍手は四拝です。…そのほかにも、神社の前に張り渡されている注連縄に下げられる紙垂の数は四つの例が多くあります。つまり、神社の祭りの世界では必ずしも四という数字は避けられてはいないのです。吉数と凶数といって、数の吉凶を盛んにいうのはもともと中国の陰陽道の影響です。…『古事記』や『日本書紀』の中では、黄泉の国などといって、死の国という表現はありません。「死」という言葉がなかったのです」

  • ゆきこ

    日本人の習慣や振舞い方の源流を、古文書や日本各地の民俗伝承、諸外国との比較等を用いて考察されています。本書で紹介されている民俗伝承がどれもおもしろくて興味深いです。昔の人たちの精神が色濃く残る儀礼や信仰が、つい最近まで残っていた(今も残っているものもある)と思うと、なんだか感慨深いです。日本人の『「私」の論理』もおもしろかったです。とても勉強になりました。

  • Kaz

    思っていたより学術的な本だった。

  • Minamihama

    分かり切った事ばかりで、新鮮味はない。

  • 1.3manen

    当たり前のことをあえて真剣に疑い、理由を検証していくのは、民俗学に取り組む者として重要な資質であろう。特に、誰もが当たり前だと思っていることを疑っていくという姿勢を築くことだけでも、なかなかできることではない。他国の文化ならまだしも、自国の慣習を批判的に検証していくことは難しい。歓喜と祝福、厄払い、そして仲間入りのための胴上げ。セクハラとされるボディタッチも本当にセクハラか、というと、愛情表現でもある。泣いてチャラにすること。評者は日本人17箇条において、あまりあてはまらない。新種の日本人らしい(苦笑)。

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