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ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ

新藤淳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784568105773
ISBN 10 : 4568105773
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1959年の開館以来、国立西洋美術館で初となる現代美術展の
参加作家によるインタビュー集

【展覧会主旨】
国立西洋美術館は、主として20世紀前半までの「西洋美術」だけを収蔵/保存/展示しており、いわゆる「現代美術」は存在しません。
けれども、1959年に松方コレクションを母体として開館した国立西洋美術館の成立前史の記憶を紐解いてみると、この美術館はむしろ、開館以後の時間を生きるアーティストらが所蔵品によって触発され、未来の芸術をつくってゆける刺激の場になってほしいという想いを託されながらに建ったということができます。
しかしながら、国立西洋美術館がそうした「未来の芸術」を産み育てる土壌となりえてきたのかどうかは、これまで問われていません。本展は、多様なアーティストたちにその問いを投げかけ、作品をつうじて応答していただくものとなります。

【参加作家】
飯山由貴│梅津庸一│遠藤麻衣│小沢剛│小田原のどか│坂本夏子│杉戸洋│鷹野隆大│竹村京│田中功起│辰野登恵子│エレナ・トゥタッチコワ│内藤礼│中林忠良│長島有里枝│パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)│布施琳太郎│松浦寿夫│ミヤギフトシ│ユアサエボシ│弓指寛治

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅん

    展示の図録以上に、展示作家のインタビューと批評集が中心。読み物としての機能が強い。アドルノの引用が多かった。昨今の美術事情や今回のキュレーターへの批判を伴う梅津庸一の文章と、その隣で絵画の美学にひたすら向かう印象の松浦寿男の文章が全然違くて面白くなった。

  • lyrical_otoca

    同展覧会の目録というより副読本。展示の写真はあまりなくてインタビューが中心。正直展示よりもこの本のが面白かった。権威としての国立西洋美術館と現代美術の不思議な折り合わせが興味深かった。

  • 元アルパカ

    ホームレスの横を通り過ぎて美術館に行くことを皮肉に感じていたのだが、最近は忘れてしまっていた。同展覧会におけるインクルージョンについて語るセクションでさえ、彼らは忘れられていた。ある意味で漂白された「美術」の空間に突然ブルーシートに描かれた絵が出現したときの爽快感が印象的だった。 作品という意味では坂本夏子の四角を用いた点描画のような作品がとても好きだった。文字を読んで疲れた後にいい絵の展示があり、集中して見切れなかったのがすこし心残りだ。そういう意味では、絵が小さい本図録はちょっと物足りない。

  • ピラックマ

    国立西洋美術館で現代アートをやる意義と言い訳にも聞こえる理論づけに紙面を使いすぎで図録としては失格、展示品が全て掲載されておらず後から振り返り参照ができない。

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