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破夏 小学館文庫

新庄耕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094074345
ISBN 10 : 4094074341
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

『地面師たち』著者による最“恐”スリラー

いじめをきっかけに不登校となっていた中学生の進は、親の勧めで夏の2ヶ月を沖縄の離島で過ごすことになった。美しい海の前に建つ豪奢な家で、つかの間心を癒す進だったが、日々課される「修練」の過酷さは徐々にエスカレートしていく。
夜中に聞こえる不可解な悲鳴、儀式に使われたかのような部屋、消えた少女、豚小屋で異臭を放つ肉片。進は命がけの脱走を図るが‥‥。狂気をおびた大人の欲望が、進の運命を歪めていく。底無しの闇に、あなたは耐えられるか。
作家の橘玲氏も大絶賛!積水ハウスの事件をモデルにした『地面師たち』で業界内外を震撼させた著者が、意を決して挑んだ新たなサスペンス・スリラー!!


【編集担当からのおすすめ情報】
Netflixドラマ「地面師たち」が注目を集める著者による、美しくも恐ろしぎるリゾート・サスペンススリラー。巻末解説は橘玲氏。
「新庄耕が創造する「悪夢」を、ぜひ楽しんでほしい。」(橘 玲・巻末解説より)



【著者紹介】
新庄耕 : 東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒。2012年「狭小邸宅」で第三十六回すばる文学賞を受賞しデビュー。『地面師たち』は第二十三回大藪春彦賞にノミネート、Netflixでドラマ化されるなど大きな話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • akiᵕ̈

    イジメにあって不登校となった息子・進に母親が離島留学を勧め、1人沖縄の小さな島へ行ってみる事に。これがとんだ悲劇の始まりに!ケータイは取り上げられ関係者以外と一切の会話交流もダメ、命令・指示は絶対と、え、捕虜ですか!?というような「修練」という名の数々の仕打ちに合う進。しかも怪しさプンプンの出来事に恐怖よりも好奇心が勝ち、ここで起きている恐ろしい実態を目の当たりにしていく。ラストに明かされる母親の書籍と意味深な終わり方から母親がここに送り込んだ意図が、え!?えっ!?となり、委ねられる解釈に戸惑う。

  • カノープス

    デビュー以来、社会のダークな一面を活写し続けてきた新庄。本作も【爽やかな青春群像劇】を目指しながら、真逆の闇に突き進む。どうしたって、この人は世界の暗い影を書かずにはいられないのだ。読みながら自分が想起したのは、北九州監禁殺人事件である。異常な夫婦関係の力学や極端な心理操作、死体処理の独特さ。例の事件を下敷きにしたというより、いくつかのポイントで作品創りの参考にしたように感じた。青春という明るい表層の下に潜む疎外感、孤立や圧力とサスペンスの融合。それは明示的すぎるメッセージにより娯楽性がやや損なわれた。

  • Hideo

    不登校の中学生、進は、夏の2カ月を沖縄の離島で過ごすことになった。だが、夜中に聞こえる不可解な悲鳴、消えた少女、豚小屋で異臭を放つ肉片。進は命がけの脱走を図るが…。地面師たちの著者によるサスペンス・スリラー。ただ主な舞台となる離島留学先施設「ラビットベース」運営者たちのバックボーンがもひとつ理解しづらいかも。終盤は官能小説的エロ・グロ描写もあるので要注意。ラストにもう少し説明が欲しいなぁ。

  • n75

    小説久しぶりに読みました。地面師の人が著者だったなんて。少年の夏休みの冒険がなんやかんやでヤバイ人たちにほぼ軟禁されて云々…。諸々、伏線回収というか説明不足な点があったり、ここですんなり終わらないだろうという展開でしたけど、いろんな要素が入ってて面白かったです。

  • yuichi

    不登校になった15歳の少年が離島に短期留学する事になり、若い夫婦が経営するホームステイ先で過ごす事になるが、夫婦がとんでもない人間だったというストーリー。新庄耕さんの本は4冊目。過去3冊はストーリー展開や登場人物面白くて小説の世界に引き込まれる感じあったが、この小説は淡々と読了してしまった。しかし終盤の数ページで主人公を亡き者にしようとしていたの元凶がわかり、「そうだったのかあ」という妙な納得感があった。主人公はこのあとエレクトリックスピアを自分で購入して本当の黒幕を始末したに違いない(笑)

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