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すばらしき新式食 Sfごはんアンソロジー 集英社オレンジ文庫

Motoko Arai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086806176
ISBN 10 : 4086806177
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

過去も未来も、宇宙の果てでも、人類にとって「食」は不可欠なもの。豪華作家陣による、新世紀のグルメ食べつくしアンソロジー!
とある博士が「煮ると栄養満点のスープ(ただし美味しくない)が無限に作れる石」を発明した。上層部は食糧節約のため、このスープを全住民に配給することを命じるが‥(深緑野分「石のスープ」)
月面都市群で育ったミカエラは、両親の離婚協議中、地球に住む祖父・ルイスに預けられる。プラント製造の食品ではなく、土で育った野菜を食べるのは信じられない体験で‥(竹岡葉月「E.ルイスがいた頃」)
ステーキ店で働く美宇の脳内には肉を愛する寄生種族のルカが棲みつき、他の人間に寄生した仲間を捜している。そんなある日、客の孝明から声をかけられる美宇だが‥(青木祐子「最後の日には肉を食べたい」)
食糧不足を補う代用食や日々生まれる新型ウイルス感染者の隔離措置が当然になった時代、ある男が感染者として隔離されるが、それは思いがけない事態の幕開けで‥(辻村七子「妖精人はピクニックの夢を見る」)
古のマーキス島へ召喚され、現代の知識や法医学の知見により王室の人々から重宝されている遊馬は、「見た目はまずそうでも美味しい囚人飯」の開発を頼まれ‥ (椹野道流「おいしい囚人飯 『時をかける眼鏡』番外編」)
ヴィチノの国民が食べるのは、「しあわせのパン」のみ。そのおかげで誰もが心身健やかだ。ヒューはパン工場で働くことを誇りに思っていたが、ある日クーデターが起こり‥(須賀しのぶ「しあわせのパン」)
給仕ロボット「ウエイツ」が人類に離反し四百年。彼らを狙撃する任務を帯び遺跡を訪れたマレットは、失われた「料理」を振る舞うウエイツに出会い‥(人間六度「敗北の味」)
人類が惑星間移民船に乗り地球を離れた遠い未来。各国主導の事業による移民とそれ以外の泡沫移民に一切交流はない。だが、泡沫移民は飢餓に直面しており、彼らの一人に命を救われたゆたかは‥(新井素子「切り株のあちらに」)
WEB掲載の六編ほか、新井素子、人間六度の書き下ろしも二編収録!

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Book Meter Reviews

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  • ひさか

    深緑野分:石のスープ、竹岡葉月:E.ルイスか゚いた頃、青木祐子:最後の日には肉を食べたい、辻村七子:妖精人はピクニックの夢を見る、甚野道流:おいしい囚人飯、須賀しのぶ:しあわせのパン、書き下ろし人間六度:敗北の味、新井素子:切り株のあちらに、の食をテーマにした8つのSF短編集を2025年4月集英社オレンジ文庫刊。竹岡さん、青木さん、辻村さん、須賀さん、人間さん、新井さんたちの食を扱った濃密でハードな世界が面白い。深緑さん、甚野さんの展開が強烈で、登場する食を生理的に受付難く消化不良を起こしてしまいました。

  • HMax

    8人の作家による新世紀食がテーマのディストピアSF短編集。マイベスト3、@E.ルイスがいた頃:両親の離婚協議中に月面都市から地球の祖父の元に預けられた女子高生の話。不老処置を受けたおじいさんが作る野菜が美味しそう。A最後の日には肉を食べたい:xxxとは何?と思ったら宇宙からやって来た寄生獣、背筋がゾクゾク。青木祐子さん、こんなのも書くのですね。B敗北の味:反乱したロボットと人間の戦い、敗北したのは誰?番外:新井素子さんにざぶとん1枚、本当にどうしようもない問題は、無視するのが地球では当たり前だったらしい

  • よっち

    過去や未来、宇宙の果て。人類にとって不可欠な「食」をテーマにしたSFグルメ食べつくしアンソロジー。とある博士が発明した煮ると栄養満点のスープ(ただし美味しくない)が無限に作れる石、地球に住む祖父に預けられた孫娘が直面するカルチャーショック、女性の脳内に棲み着く肉を愛する寄生種族、新型ウイルス感染者が遭遇する思わぬ事態、見た目はまずそうでも美味しい囚人飯の開発依頼、国民が唯一食べるしあわせのパン、給仕ロボットが離反した世界、飢餓に直面する泡沫移民など様々なアプローチで描かれる食へのこだわりが面白かったです。

  • まり

    図書館本。とりあえず何だかどの話もすごい食生活。全体的に美味しくなさそうなものが多かった。栄養が一番な時代。私はそんな未来には生きれそうにないなぁ〜。あとお肉へと移っていく話は結構、怖かった。

  • rosetta

    ★★★✮☆深緑さんと人間さんがお目当てで読んだ。辻村さん、竹岡さん、青木さんは初読み。人間さん「敗北の味」小説としては面白かったけれどP250「よしんばそれを食べようなどと思ったことは一度もなかった」なんて文章にガッカリ。竹岡さん「E.ルイスがいた頃」ブラッドベリ風味の切なくて懐かしい話でこのアンソロジーの中で一番好き。これ一つで栄養もカロリーも完璧って食品がいくつかの話に出てくるんだけど、そんなのじゃあ文字通り味気ないよね

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