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ISBN 10 : 4781690645
Content Description
朝日新聞「天声人語」ほかで大注目の人工知能プロジェクト、その全貌!
ロボット/人工頭脳の進化とその最前線は、人間にどのような変革を迫るか?
前著『コンピュータが仕事を奪う』では、爆発的な処理能力の向上を身につけたそれは、近い将来、ホワイトカラーの半数が不要になることが示された(アメリカではさらにすでに危機的な状況にある)。本書では、将棋の対戦におけるコンピュータの勝利やアマゾンやグーグルのシステムなどを例にとり、コンピュータの下請けをする人間の姿を描きつつ、世界的な最低賃金の引き下げがどんな経済危機をもたらすか、そして「人間にしかぜったいにできない仕事とはなにか」の核心を問う。
代々木ゼミナール/富士通に協力を仰ぎながら立ち上げたプロジェクト『ロボットは東大に入れるか』は、人工頭脳「東ロボくん」にセンター模試、代ゼミ模試、東大二次試験を解かせ、その結果に対する詳細な講評をとることで、だれもがわかりやすくその進化/最前線を感じ、未来を見極めるための手がかりとするもの。2014年初頭の「天声人語」でその試みが大きく評価され、来る7月26日の朝日新聞beでも大きく取り上げられる予定。
「24時間、疲レマセン。フヘイフマンモ言ワナイシ、大シタコストモカカリマセン。」みんながわかる、人工知能の最前線!今後、「人間」に残される領域とはなのか?朝日新聞「天声人語」はじめ、各メディアで大注目の同名プロジェクトの全貌!
目次 : 第1章 “東ロボくんと”人工知能の現在(センター入試は楽勝か?/ コンピュータの「知性」とは?/ 消える職業、変わる学校)/ 第2章 「東大」への大いなる一歩―東ロボくん、「全国センター模試」&「東大入試プレ」に挑戦!!(代々木ゼミナールによる結果報告と概評/ 「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトチームによる講評と展望)/ 第3章 “東ロボくん”の将来/私たちの未来(東ロボくんの「かたち」/ ロボットの人権/ 機械の深化と人間の進化)
新井紀子(あらい のりこ)
1962年、東京生まれ。一橋大学法学部卒業、イリノイ大学大学院数学化修了。専門は数理論理学、情報科学、数学教育。日本数学委員会委員長、日本数学協会幹事。3.11のさいにもダウンせず通常通り機能したNET COMMONS開発者。中高校生向け教育サイトE教室を設計、主宰。著書に「ハッピーになれる算数」「生き抜くための数学入門」(イースト・プレス)、「こんどこそ!わかる数学」「経済の考え方がわかる本」(岩波書店)「数学にときめく」(講談社ブルーバックス)」ほか多数あり。
【著者紹介】
新井紀子 : 東京都生まれ。一橋大学法学部卒業。イリノイ大学数学科博士課程修了。理学博士。現在、国立情報学研究所教授。2005年より学校向け情報共有基盤システムNetCommons(ネットコモンズ)をオープンソースとして公開。現在、全国の学校のホームページやグループウェアとして活用されている。2011年から人工知能分野のグランドチャレンジ「ロボットは東大に入れるか」のプロジェクトディレクターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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