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自負と偏見のイギリス文化 J・オースティンの世界 岩波新書

新井潤美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004311492
ISBN 10 : 4004311497
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2008
Japan

Content Description

イギリスではオースティンの作品は出版されて以来、その人気が衰えたことはない。イギリス人はなぜオースティンが好きなのか。「自負と偏見」「エマ」などを手がかりに、イギリス人のユーモア感覚、階級意識に迫る。

【著者紹介】
新井潤美 : 1961年生まれ。1990年東京大学大学院博士課程満期退学。専攻は比較文学比較文化。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • harass

    「自負と偏見」の作者と作品の解説本。書簡や習作や未完作品などの要約や引用が豊富。作者の実像や当時の階級意識や時代背景などが詳しい。ただ自分には数十年前この小説一冊しか読んでなくて、さらに内容がうろ覚えなせいもあり、著者のオースティン愛に圧倒され、あまり思い入れがない作家なので読み飛ばした箇所が多かったが、ファンにはたまらない本だろう。書簡に小説作法として「社交界の様子など、知ってることだけを書く(知らないことを書かない)」というのがあったそうで納得。映画で英国版と米国版でラストを変更している話など。

  • さつき

    読友さんのレビューを見て興味を持ちました。オースティンは好きで結構読んでいましたが、知らないことが多かったです。作中でも間違う人が多いと指摘されてましたが、てっきりヴィクトリア朝の人だと思っていました。その前のリージェンシーを生きた人なんですね。『ブリジット・ジョーンズの日記』がオースティンの作品を下敷きにしているのも知りませんでした。今度読んでみようかな!

  • giraffer SACHIヽ(*^^*)ノ少しずつですが毎日読んでます!

    再読本にしたい1冊。こういう時代背景について書かれた本を読んだり、映像化の解釈をいろいろ観て理解を深めてから、原作に取りかかりたいと思っている(^^)

  • しぃ

    オースティン作品の注釈をより詳しくしてもらった本でした。当時の慣習、階級などを詳しく知れば知るほど、オースティンが紡ぐ何気ない一文にもさらりと皮肉が込められていると分かります。知らなくても面白いけど、知ればもっと面白いからこそ、これだけの年数が経った今でもオースティン作品は愛されるのだろうなと。また読みたくなっちゃう。

  • ゆずな

    私が求めていたオースティン論はこれこれ!という感じの本書でした。18-19世紀の時代背景と各作品の要素を照らし合わせて、この時代のイギリス文化はこんな特徴があった、という論調で教えてくれる。オースティンの完結6作品を読んでるからこそ理解できる。ますますオースティンが好きになったし、色んなパロディ作品も気になるところ。ダイナミックな物語も好きだけど、やっぱり日常の機微を描くオースティン作品はほっこりして好きだな。

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