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「性愛」格差論 萌えとモテの間で 中公新書ラクレ

斎藤環 / 酒井順子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121502148
ISBN 10 : 4121502140
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

金があってもモテるとは限らない(!?)時代。九〇年代以降、格差は「金持ち/貧乏」だけでなく、「モテ/非モテ」「既婚/未婚」などと入り組んでいる。本書は、多様化するライフスタイルを、「負け犬」「おたく」「やおい」「ヤンキー」の各層に分けて微細に分析。この「多文化社会」の中で、若者たちが番(つが)えない理由、番いたくない理由を徹底究明。「ひきこもり」「ニート」に詳しい精神科医と、非婚社会を鋭く観察するエッセイストの対論。

Content Description

金があっても必ずしもモテない(!?)時代。格差は「金持ち/貧乏」「モテ/非モテ」「既婚/未婚」等と入り組む。趣味の「棲み分け」が進むなか、男女が番(つが)わない理由を徹底究明。

目次 : 1章 「負け犬」―非婚は不幸なのか(負け犬とひきこもり/ 強い女はなぜモテない ほか)/ 2章 「おたく」―萌える男たちの心理とは?(「萌え」とは何か/ 『電車男』は母性愛 ほか)/ 3章 「ヤンキー」―語られざる一大文化(ヤンキーは一大文化/ 女医と看護師 ほか)/ 4章 「腐女子」―異性と番(つが)うよりも同性で(乙女カフェ/ 女子高生という「価値」 ほか)/ 終章 「負け」を生き抜く―九〇年代以降の流れの中で(「ちやほや病」/ 趣味と格差 ほか)

【著者紹介】
斎藤環 : 1961年生まれ。岩手県出身。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。現職は、爽風会佐々木病院・診療部長

酒井順子 : 1966年生まれ。東京都出身。高校時代より雑誌にエッセイを書き始め、立教大学卒業後、広告代理店勤務を経てフリーに。『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞と講談社エッセイ賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • akihiko810/アカウント移行中

    『負け犬の遠吠え』の酒井順子と評論家・精神科医の斉藤環の対談。負け犬(未婚)、おたく、ヤンキー、腐女子について語る。印象度B−  「性愛についての読書会」の本として、書名だけで図書館から借りた本(読書会では、宮台の別の本を紹介したのだが)。なので特に著者にもテーマにも執着・愛着はないが、それにしても酒井の無知ぶりはひどいな。対談相手が斎藤環だからなんとか成立しているような話で。 斎藤の分析である、「現在の言論者はオタク的ルサンチマン(オタク故モテない)を拗らせた人たちばかり」というのは的を得ている

  • たばかるB

    2000年代の性愛分析をさらっと窺える。負け犬・オタク・ヤンキー・腐女子を遠くから見ながら、割と似た傾向は近くにもあるよね、と語っている。自由恋愛というわりには世間的には不自由だらけだなあ、という感想だけ。

  • きんぎょっち

    対談になると酒井氏のキレがないなぁ。斎藤氏の説に時々ツッコミを入れるだけでつまらない。この人は「既婚/未婚と幸不幸は関係ない」と『負け犬の遠吠え』で主張したわりに、恋愛価値観は非常に保守的で、モテ/非モテの二元論でしか他人を測れないようだ。モテ/非モテの二元論を捨てたら、負け犬が見下せる対象がいなくなるからか。なのでヤンキーはともかく、おたくや腐女子の幸福をどうしても認めたくないらしい。斎藤氏が彼女のおたくへの偏見をほぐそうとしているが、あとがきを読むと無理だったようだ。生理的にダメなのかもしれない。

  • 明智紫苑

    二度目の再読。前二つの感想で「セクマイ代表ゲストを交えた鼎談にしてほしい」と書いたが、続編としてそういう本を出すなら新書では足りないか。そもそも異性愛だけを話題にしても十分何冊もの本が出来るだろうし。酒井さんは負け犬代表というより「ミーハー代表」だと思うが、ナンシー関さんは日本人の三大属性としてオタク・ミーハー・ヤンキーを挙げていたそうだね。この三つの属性全てを含んだものとしてネイルアートがあるんだな。

  • tjZero

    おたく気質の精神科医でひきこもりを診てきた斎藤さんと、『負け犬の遠吠え』の酒井さんとが、21世紀の性愛の在り方について語り合った対談集。負け犬、おたく、ヤンキー、腐女子…などなど、各”種族”の習性を分析しつつ、「みんなが観察ばかりが得意な評論家になって、それなりに正確な現状認識ができるようになってくると、希望がきわめて語りづらい」(P.199)という結論に至るのが面白い。「バカになることを恐れるな」(P.200)の精神で、境界を飛び越えるのが大事なのかも。

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