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「グローバル人材育成」の英語教育を問う ひつじ英語教育ブックレット

斎藤兆史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894768161
ISBN 10 : 489476816X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「グローバル人材育成」のために英語教育を強化するとのスローガンは俗耳に入りやすいが、具体的な政策には、言語学、異文化コミュニケーション論、教育学、言語習得論をはじめ、さまざまな学理に照らして理不尽と思われる点が多い。本書は、このような問題意識の下で行われた公開講座の講演を、適宜修正を施しつつ、その臨場感のままに書き起したものである。養老孟司、鳥飼玖美子、斎藤兆史による、英語教育を出発点にグローバル化の問題を斬る鼎談も収録。

目次 : 基調提案 グローバル化に対応した英語教育とは?/ 外国語教育は「グローバル人材育成」のためか?/ グローバル人材からグローバル市民へ/ 「グローバル時代」の大学英語教育/ 本道に戻ってグローバル化に対処する/ 鼎談 養老孟司×鳥飼玖美子×斎藤兆史「英語教育におけるバカの壁」/ 4人組獅子奮迅録(その3)

【著者紹介】
斎藤兆史 : 東京大学大学院教育学研究科教授。専門分野:英語文体論、英語教育、英学

鳥飼玖美子 : 立教大学名誉教授。専門分野:英語教育学、言語コミュニケーション論、通訳翻訳学

大津由紀雄 : 明海大学副学長・外国語学部教授、慶應義塾大学名誉教授。専門分野:言語の認知科学

江利川春雄 : 和歌山大学教育学部教授。専門分野:英語教育学、英語教育政策史

野村昌司 : 中京大学国際教養学部准教授。専門分野:理論言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Riopapa

    英語教員としてはジレンマに悩むところ。幸い,指導要領にしばられていないので,英語で英語の授業をやらなくても大丈夫だが。学生たちは,英語力どころか日本語力もあやしく。

  • hayatama

    いわゆる「4人組」の第3作。大学での講演録なので読みやすい。付録の鼎談のゲストは養老先生。で、「使える」英語の指標としてよく引き合いに出されるのがTOEIC。(本書でも話として出てくる。)ふた昔ほど前、あたしがまだ若造だったころ、ある団体の採用試験の試験官(もちろん英語の)を頼まれたことがあった。応募者は10人。うち9人はTOEIC900オーバー(残り1人も800後半)。でも、「使える」英語の使い手は1人しかいなかった。(若気の至りで偉そうなことを言いました。)そんなもんなんですよ、テストなんてのは。

  • Nobu A

    「ひつじ英語教育ブックレット」3冊目。2016年初版。毎回、趣向を凝らした内容。本著は「グローバル人材育成」を主題に巻末には養老孟司、鳥飼玖美子、斉藤兆史の鼎談を収録。シリーズの良さは毎回、学際的交流で新鮮な視点が加わること。冒頭の野村昌司の基調提案が秀逸。情報の洪水に溺れ、単語一つ一つの意味(国際化とグローバル化の違い)の重要性を痛感。全ての論文が甲乙つけ難く興味深い。ただ、最後の鼎談は感想が難しい。養老節炸裂。所々感興をそそるが、飛躍と言うか他2名と話が噛み合っていないような。誘われ他著数冊購入。

  • masasamm

    現在のコミュニケーション英語指導に傾倒している英語教育の在り方に対する批判の書。納得させれる話ばかりである。グローバル化はアメリカ化であり、現在の日本の英語教育は日本がアメリカの支配下に入るための政策のような気もする。国語教師としてもっと国語教育を改善していかなければならないと感じた。

  • Nobody1

    大津先生がいう「ことばへの気づき」が重要だと思った。 江利川先生「私たち外国語教員は、世界で戦うために子どもを教育しているのではありません。自分とは異なる言語や文化を持つ人たちを理解し、平和的に共存するために教育しているのです。それが私たちの誇りなのです」23

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