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クメールの瞳

斉藤詠一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065227725
ISBN 10 : 4065227720
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

乱歩賞作家の力量爆裂! 日本、フランス、カンボジア――世界を股に掛け、時を越えて繰り広げられるトレジャーハント・ミステリー!

クメールの遺物、持ち出してはならぬ――。

爆裂!! 乱歩賞作家、空前絶後のエンタメ力!
日本、フランス、カンボジア――
世界を股に掛け、時を越えて繰り広げられる「超ド級」トレジャーハント・ミステリー!


「預けたいものがある」兼業カメラマンの平山北斗が、恩師・樫野教授からの電話を受けて数日後、教授は不審死を遂げた。友人の栗原、教授の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、謎の数字が書かれたメッセージと、150年前にフランス人探検家のL・ドラポルトが所持していた骸骨の人形をみつける。これらは一体何を意味するのか? 真実を追う北斗たちを待ち受けていたのは、思いもよらない「秘宝」の争奪戦だった!
『到達不能極』で圧倒的スケールの才能を爆誕させた乱歩賞作家、待望の最新長編!

【著者紹介】
斉藤詠一 : 1973年、東京都生まれ。千葉大学理学部物理学科卒業。2018年、『到達不能極』で第64回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 海猫

    トレジャーハント・ミステリーということなので、全編が冒険活劇みたいなのを期待して読んだら、そういうのとはちょっと違った。半村良や高橋克彦が書く、現代を舞台にした伝奇ロマン。あのへんの作品群に味わいが近い。主人公チームが謎を追っていく話の合間に、謎のお宝「カーラの瞳」150年の遍歴が語られる。このパートは語り口が物々しく、小説ならではの大法螺で、大いに楽しい。終盤は洞窟探検という趣向が面白く、二転三転するクライマックスもあって読ませる。風呂敷の畳み方が綺麗で、とても爽やかな印象。著者の前作も、読んでみよう。

  • みかん🍊

    預けたい物があると言われた恩師が落下事故で亡くなった、親友と恩師の娘共に大学研究室を片付ける北斗はそこで見つけた缶の中にある物から恩師が預けたかった物、150年前にカンボジアのクメール遺跡から持ち出した不思議なペンダントを探す事になる、フランス、カンボジア、日本と時空を又にかけるトレジャーハントミステリー、誰もが怪しいが伏線により何となく分かって来たが久々の冒険小説単純に楽しかった。戦を始めるのは支配階級初めは崇高な理想掲げ己の言葉に酔った者たちは正義の名のもと民衆に犠牲を強い平穏な日常を差し出させる。

  • aquamarine

    平山北斗は、恩師・樫野教授から預けたいものがあるという電話を受けるが、教授は数日後不審死をとげる。彼は教授の娘・夕子と友人・栗原とともに預けたいものを探し…。一方で150年近く前、クメール遺跡から取り出されたペンダントを巡る話が時代を推移し並行して語られる。預けたいものがペンダントであろうことは読み手に想像がつくが、それを手に入れようとする敵、ペンダントの秘密、教授の死の謎等、気になり一気に読み進んだ。後半はアクションアドベンチャー映画を見ているよう!ミステリとしては軽めだが、読みやすくとても楽しかった。

  • ゆのん

    1866年から物語は始まる。幼馴染み同士が交換したものが現在の時代まで長い時を経て謎を運んでくる。急死した恩師が主人公に託したものとは。古のペンダントを巡るトレジャーハント。ラストシーンは特に読み応えがあり楽しめた。これは是非とも映像化して貰いたい。

  • シャコタンブルー

    いつかどこかで見たアドベンチャー映画のようだった。クメール王朝に残された秘宝「カーラの瞳」。その秘宝を手にした者は恐るべき能力を得る事ができる。その争奪戦、トレジャーハントが始まる。100年以上前の秘宝の発見から、それが現在の日本にたどり着くまでの過去と現在を交互し、それに絡む人間模様、金と欲望が渦巻く世界を丹念に描かれ楽しめた。難を言うと、登場人物にそれほどの魅力が感じられないので感情移入もできず単なる傍観者になってしまったことだ。それと悪役の魅力が弱く、ハントするのにそんな少人数で・・と思った(笑)。

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