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夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と「加害者家族」 朝日新書

斉藤章佳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022953209
ISBN 10 : 4022953209
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

加害者家族が償うべき「罪」はあるのか?知られざる悲惨な現実と、支援の最前線に迫る。あらゆる犯罪のなかでも、とくに世間から白眼視されがちな性犯罪の加害者家族たち。SNSでは個人情報をさらされ、婚約は破棄、職場も追われ、転居を余儀なくされる。知らない番号の着信やチャイムの音に怯え、やがて自死を考えることも…1000人を超える性犯罪の加害者家族と向き合い続ける専門家が、支援の現場からその実態を報告する。

目次 : 第1章 ある日突然、家族が性犯罪で逮捕された/ 第2章 加害者家族の「生き地獄」/ 第3章 なぜ加害者家族を支援するのか/ 第4章 それでも日常は続く/ 第5章 加害者家族との対話/ 第6章 その「いいね」が新たな被害者を生む

【著者紹介】
斉藤章佳 : 精神保健福祉士・社会福祉士。西川口榎本クリニック副院長。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模といわれる依存症回復施設の榎本クリニックで、ソーシャルワーカーとしてアルコール依存症をはじめギャンブル、薬物、性犯罪、児童虐待、DV、クレプトマニア(窃盗症)などあらゆる依存症問題に携わる。専門は加害者臨床で、現在までに3000人以上の性犯罪者の治療に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kinkin

    タイトルは性犯罪になっているが、日本では刑事事件を起こした当事者の家族は肩身の狭い思いで過ごさなければならない。それが命を奪った事件であれば尚更だ。性犯罪となると、家族までが同じ行為をしていたようなことを言われたりするという。家族には全く無関係であれば家族を非難しても何も解決することはない。しかし一部の加害者家族は開き直ることもある。どんな事件であれ世間体を一番木にする国民性。では自分が被害者あるいは加害者になったときはどうなるかはわからない。加害者家族をケアする仕組みを作ることは大事だ。図書館本

  • 練りようかん

    どんな状況に追い詰められるのか、読み始める前は精神面ばかり気にしていたのだけど、まず経済基盤を失われ、裁判や弁護士依頼など工面が先と知り現実感がわいてきた。犯行に及ぶ人たちのタイプがまとめられていて、抑止策を立てられたのがありがたい。加害者家族への支援が当事者の再犯防止になるのは発見だが、いつ再犯が起きてもおかしくない日常に怯え続けるということも逆に印象付いた。実際に関わった人達のエピソード紹介では、その多くが同性からしか得られない承認欲求がなぜ形成されたかがポイントに感じた。とても勉強になった。

  • かめぴ

    題名はショッキングだが、最近でもニュースでよく聞くもんなぁ…教師や警官の盗撮、しかもグループでとか。そうなった場合の、加害者家族を取り上げたもの。加害者支援をすると見当違いの罵詈雑言、もよく聞くパターン。日本と欧米の違い。結構な目から鱗だった。親の育て方と子どもの加害行為は関連しない、とか夫の痴漢は〇〇レスが原因⁈ 今までそれほど考ええた事もなかったが、色々と考えるキッカケになった。確かに…ストレス発散を、性加害で晴らすのは間違いなく違うわ。

  • てくてく

    依存症やそれと関わり合いのある犯罪についての書籍を多数出している著者の新書ということで手に取った。犯罪であることを改めて規定した盗撮をはじめとする性犯罪者とその家族に関する内容。少年事件の場合は事件の背景として成育歴が調査され、親がその要因になっていることが指摘されることもあるが、成人の犯罪でなお家族、特に母や妻が非難されたり責任を負わされたりするのは間違っているだろう。そして加害者の子への配慮や支援が未だ不充分である点もとても気になった。

  • えだまめ

    目を引くタイトルで手に取った。主に性犯罪者の加害者家族の権利の保障について書かれている。伝統的イエ制度観、ムラ社会観を引きずる日本では、罪のない加害者家族にも非難の目が向けられやすい。果たして加害者家族は死ぬまで追い込まれなくてはいけないのか。理不尽さを感じる。個人の権利意識が強い欧米と状況が異なる。いずれにせよ、起点は性犯罪者の行為だ。そこにはその行為により一生苦しむ被害者や自分の家族への想像力が決定的に欠落している。

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