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くるまたちの社会史 人力車から自動車まで

斉藤俊彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121013460
ISBN 10 : 4121013468
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1997
Japan

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Book Meter Reviews

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  • kenitirokikuti

    自動車の市内での速度制限。明治は約10キロ、大正8は26キロ、昭和8年には50キロ▲人力車は日本独自のものと思われがちだが、17世紀ごろの欧州に人が引く馬車みたいなものはあった。廃れたので忘れられている▲反動物虐待の思想は、馬車と関係がある▲井上靖『しろばんば』は大正初期、乗合馬車とバスの新旧交代の話題が点景されている。バスも新しい呼び方で、古くは乗合自動車と言った▲日本での自動車の保有台数が急増するのは世界大戦後である。人力車と乗合馬車は、昭和13年に国の統計からも除かれるほど減った

  • 印度 洋一郎

    幕末から昭和の戦後まで、日本社会の「くるま(路上を走り、運転手を含む人間を輸送する)」の変遷を辿る。幕末、街道の輸送量の急増から幕府が"車"を使うことを許可した事から、大八車に人を乗せる「乗合人力車」が出現。維新後は馬車、人力車、自転車が加わり、明治中期には遂にモータリゼーションに革命を起す自動車が上陸する。この間、乗合馬車は競合する鉄道や路面電車に負け、人力車はバスやタクシーに負け、それぞれ衰退。大正から昭和初期にかけて急激に自動車が普及するが、道路の整備がまるで追いついていなかった、等興味深い逸話多数

  • 補充兵

    おもしろかった。各時代のくるまに日本の社会が色濃く反映されていて興味深い。

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