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「証言録」海軍反省会

戸高一成

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569709703
ISBN 10 : 4569709702
Format
Books
Release Date
August/2009
Japan

Content Description

偽りのない海軍の姿をとどめるべく、昭和55年から以後12年にわたり継続された極秘会合「海軍反省会」。そこに秘蔵されていた、数百時間に及ぶ日本海軍中堅幹部の肉声を文字に起こし収録した、貴重な証言録。

【著者紹介】
戸高一成 : 1948年、宮崎県出身。多摩美術大学美術学部卒業。1992年、(財)史料調査会理事就任。1999年、厚生省所管「昭和館」図書情報部長就任。2005年、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しのだ@書店員復帰を目指し中!

    NHKの海軍反省会の本を読んでからこの本を読んだがやはり、陸軍と海軍というのは同じ国の軍なのに根本的に何もかも違うという印象。海軍の体質というのは今の日本でも受け継がれているような気がする。他人や組織が悪いと罪をなしりつけるというのは海軍の上層部に多い。海軍反省会のなかでまともな人というの土肥さんあたりしか居ないような…。他の方は陸軍が悪いだの、なんだのと言って責任転嫁して自己保身をしているようにしか見えない。

  • 筑紫の國造

    海軍の佐官級が中心となって行われた、大東亜戦争の敗戦に関する反省会の記録。文章は極力しゃべったことが再現されており、その文臨場感があり、同時に意図が掴みにくいところもある。話者は戦争当時海軍トップの位置ではないものの、それに近い場所にいた人々であり、興味深く読める証言だといえる。特に陸軍に対する態度はほとんど敵対的と言ってよく、比較の場面になると一致して陸軍を批判している。外からみれば、そうした態度も海軍の反省すべき体質であるように写る。戦後数十年経ってからも、陸海軍対立は解消していないということだろう。

  • Kamabonz

    第二次世界大戦時の海軍将校たちが集まって後世に伝える戦訓を作成しようという会合の記録です。 ようするに、「自分たちより強いと解っているにも拘らず戦争するから悲惨な負け戦になったのだ」ということなのですが、現場の方たちの証言が生々しい。 また、巻末に収録された、米内光政の昭和天皇への奉答文や海軍中将だった野元為輝の反省録などは、今読んでも為になる論考であり、国策や安全保障に興味のある方は一度読んでみてほしい。 

  • Hiroki Nishizumi

    ここで問題とされていることのほとんどは戦後の政府や企業の組織論に生かされていないと思う。愚の歴史は繰り返されるのか。

  • ひでっち

    今も昔も組織は変わらないな、というのが感想です。切羽詰らないと何もやらない、責任をうやむやにする、縦割り等など・・。おそらく、今の日本(もっと小さく言えば私の会社なのですが)をもっと改善するヒントがこの本の中に色々ありそうだと思う反面、どの部分がそうなのかと言われると、なかなか解答できそうもありません・・。

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