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ISBN 10 : 4832968661
Content Description
東方に重心を置きつつ古代キリスト教史を見るとどう見えてくるか、聖書を見るとどう見えてくるか―新約聖書で最初にできたのは「マタイ福音書」である、Q資料仮説は不要である、など、挑戦的な問題提起の書。「トマス福音書」新訳を収録。
目次 : 第1部 聖書(旧約・新約)とその周辺(共観福音書問題のための覚書/ 『トマスによる福音書』における弟子イメージ/ 聖書解釈をめぐる若干の考察/ 巨大な地下迷宮?―ディアテッサロン再論/ 『エウセビオスのカノン』に見る福音書理解/ “翻訳”『トマスによる福音書』/ 『トマスによる福音書』をめぐる諸問題/ 福音書聖典/外典に見るイエス像―古典としての聖書)/ 第2部 古代キリスト教(最初期のキリスト教をどう理解するか―Dani´elouの所説の射程/ いわゆる「キリスト教のギリシア化」をめぐって/ 初期キリスト教と聖書翻訳)
【著者紹介】
戸田聡 : 北九州市に生まれる。東京大学経済学部卒。中小企業金融公庫(当時)勤務ののち、一橋大学大学院に進学、同中退。ベルギー・ルーヴァンカトリック大学(フランス語圏)に留学し、同哲学・文学部東洋学研究所(当時)に在籍、1999年同特別学士課程修了。2003年オランダ・ライデン大学文学部(当時)博士課程に転籍、2006年同大学から文学博士号(doctor litterarum)を授与される。専門は古代キリスト教史、東方キリスト教文学。諸大学での非常勤講師等を経て2013年4月から北海道大学大学院文学研究科(現・文学研究院)准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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