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ISBN 10 : 4831877867
Content Description
鑑真が日本にもたらした戒律の淵源とは?
律宗の祖とされる道宣の諸著作をひもとき、律学形成をめぐる実践的仏教の展開を明らかにし、東アジアに広く受容された仏教における日常生活の点検という営みの伝統を遡源する。
【目次】
序 章 本書の目的と構成
第一部 北朝仏教の学風とその継承
第一章 慧光から『浄心誡観法』へと至る仏教学風
第二章 罪福をめぐる『七種礼法』引用の意図
第三章 『凡聖行法』と罪・福・聖道
第二部 律僧・仏教史家としての問題意識
第四章 道宣著作における〈事〉の概念
第五章 僧祐から道宣へと至る仏教史家の課題
第六章 僧祐と道宣における著作活動の類似性
第三部 四分律学の形成と『四分律行事鈔』
第七章 『四分律行事鈔』の書名成立をめぐる諸伝承
第八章 智首・道宣による四分律学の形成と義浄の批判
第九章 『四分律行事鈔』における仏典引用の諸相
第十章 『四分律行事鈔』の構成とその意図
結 章 それは律宗と呼ばれた
参考文献
初出一覧
後 記
索 引
【著者紹介】
戸次顕彰 : 1981年生まれ、新潟県出身。東洋大学文学部卒業、大谷大学大学院文学研究科博士後期課程(仏教学専攻)満期退学。博士(文学)。大谷大学文学部任期制助教、真宗大谷派親鸞仏教センター研究員等を経て、大谷大学文学部仏教学科講師。専門は仏教学、特に中国仏教・仏教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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