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小説吉田学校 第8部

戸川猪佐武

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784313751286
ISBN 10 : 4313751289
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2001
Japan

Content Description

現職総理大臣大平正芳の急死は、衆参同時選挙を闘っている自民党を混乱に陥れた。が、“弔い合戦”を合い言葉に自民党は圧勝。後継総裁は?躍り出る実力者たち。予想もしないダークホースを浮上させた自民党の内部事情とは?戦後「吉田学校」の軌跡のなかに、政治の根底に流れている政権争奪への欲望を赤裸に描いた記念碑的名著の完結編。

【著者紹介】
戸川猪佐武 : 神奈川県生まれ(1923−1983)。早稲田大学卒業。読売新聞社に入社、政治部記者として首相官邸、政党、外務省を担当。1961年退社。政治評論家として多方面で活躍した。主な著書に『自民党の危機』『共産党よ、驕るなかれ』『素顔の昭和―戦前・戦後編』『悪の社会学』『君は田中角栄になれるか』『党人の群れ』(第一〜三部)『小説吉田茂』『小説三木武吉』『小説永田町の闘争』(第一〜二部)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • のん

    ハプニング解散から鈴木内閣発足まで。否決を見越して内閣不信任案を提出する社会党だったが、可決され衆参同日選となり狼狽える。自民党が党内の派閥抗争に「専念」できたのも、野党の力不足故か。保守政党内の派閥抗争をメインで描いてきた本書だが、鈴木善幸という予想外の人物が「和の政治」をかかげて総主流派体制を構築したことをオチにしたのは良かった。

  • myoko

    大平首相不信任案可決までのくだりは臨場感あふれ食い入るように読みました。不信任案の可決により解散に打って出、衆参同時選挙をぶち上げ再起を図る大平首相。派閥の争いで分裂しかけていた自民党だったが、くしくも大平首相の病死により自民党は大勝、団結が高まる。大角福の保守本流のなかに争いがあったことで自民党は混乱してきたが、調整役が身上の鈴木善幸が総裁となり、和の政治により政局は安定する。吉田茂からはじまった自民党そして日本の政治の歴史を覗き見ることができ大変勉強になりました。

  • コニタン

    大平正芳が選挙期間中に突然死して、自民党が団結して選挙で大勝し、鈴木善幸が総理総裁になってしまった。器じゃない者が総理大臣になった。

  • 19690702

    ハマコーの疑惑はこういう流れだったのか。自民も大概だが、野党の無責任ぶりはこの頃からひどかったんですね。これで吉田学校は読了。あとがきで著者が書いている読みやすい戦後政治史として間違いなく名著。解説にあった、『「政治は現状でいいのか」という読後感』はなるほどと膝を手で打つ表現。吉田茂の後に続く、派閥抗争で感じていた違和感を非常に的確に表しています。解説で青山が言っている国民のレベルはこの本が今は絶版になっている状況を考えると決して良くはなっていない気がするんですが、どうなんでしょうね。

  • 東森久利斗

    国民不在、金権、政策なき論争、小党乱立、弱小野党、派閥人事、外交下手、・・・。島国根性丸出し、学級会レベルの猿山のボス争い。戦後復興期から高度成長期に至る日本的民主政治、保守本流確立への苦難の道。未だ蔓延る悪しき制度と慣習の黎明期。この時代があってこその今がある。角川文庫で読了。

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