成澤宗男

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米国を戦争に導く二人の魔女 フロノイとヌーランド

成澤宗男

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Product Details

Genre
：
Society&Politics
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784846124090
ISBN 10 : 4846124096
Format
：
Books
Publisher
：
緑風出版
Release Date
：
August/2024
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
成沢宗男 ,  

Content Description

本書は、冷戦終結後、米国が中国とロシアを「最も差し迫った戦略的課題」として敵対的脅威と見なすようになった現在までの時代の歩み、その軍事外交政策とその軌跡を、二人の女性―ミシェル・フロノイ（オバマ政権元国防次官）とヴィクトリア・ヌーランド（バイデン政権前国務長官）を通じて詳細に描く。ワシントンの二人の魔女の軌跡から読み取れるのは、米国の対外行動の深刻な正当性の欠如だ。軍事政策がそれを決定する一握りのエリートらの物質的利益と直接結びついているのなら、政策自体を外交的理性、軍事合理性で御するのは至難に違いない。さらに自国の対外行動を外部の規範で抑制されるのを忌避する米国の「例外主義」と覇権主義は、国際社会の原則と対立し世界を戦争へと導く。

目次 : 序章/ 第１章　ネオコンが台頭した時代/ 第２章　シンクタンクＣＮＡＳの内幕/ 第３章　ロシアとの戦いへの道/ 第４章　オバマ政権でのそれぞれの役割/ 第５章　クーデターの闇の中で/ 第６章　拡大し続ける利益相反の世界/ 第７章　ウクライナ戦争の勃発と辞職の真相/ 終章

【著者紹介】
成沢宗男 : １９５３年新潟県生まれ。中央大学大学院法学研究科政治学専攻課修士課程修了。元『週刊金曜日』企画委員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kk

    読了日：2024/10/16

    図書館本。フロノイ元国防次官とヌーランド元国務次官。民主党政権下における二人の女性高官の経歴を追いながら、いわゆる「ネオコン」と「リベラル介入主義」という二つの流れが徐々に融合し、今日の米国安全保障政策の根底を為すに至る過程を提示。併せて、フロノイをはじめとする元高官達が、シンクタンクをプラットフォームとして、実態として防衛産業の利益を代表する形となっている点を指摘。さらにそうした角度からウクライナ事態の意味合いを再解釈。著者の認識や主張の当否は判断しかねますが、なかなか刺激的な一冊でした。

  • みんな本や雑誌が大好き！?

    読了日：2025/08/12

    著者は「週刊金曜日」の企画委員だったり、統一協会や日本会議批判の本を書いているようで、要は左派系の書き手のようです。本書でも、ミシェル・フロノイ（オバマ政権の時国防次官）とヴィクトリア・ヌーランド（バイデン政権の国務次官）を手厳しく批判。 このあたりのネオコン批判は、右派系からもあります。馬渕睦夫さんのディープステート批判の本(『馬渕睦夫が語りかける腑に落ちる話　ウクライナ戦争の欺瞞　戦後民主主義の正体』徳間書店)などでもヌーランドやネオコン批判がされていたと記憶しています。いろんな視点を学びましょう。

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