Books

芝浜謎噺 神田紅梅亭寄席物帳 中公文庫

愛川晶

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122068087
ISBN 10 : 4122068088
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan

Content Description

二つ目・寿笑亭福の助は、かつての弟弟子が故郷で開く初の独演会のため『芝浜』の稽古をと懇願される。あまりにも有名だが、口演至難な人情噺に彼がこだわるのには深い事情があった。一方、紅梅亭では客席に爆発音が轟き、楽屋ではダイヤの指輪が消失して…。シリーズ第二弾。表題作を含む痛快落語ミステリー三篇。

【著者紹介】
愛川晶 : 1957年福島市生まれ。94年『化身』で第五回鮎川哲也賞を受賞。トリッキーな本格ミステリーを基調としながら、サイコサスペンス、ユーモアミステリー、人情ミステリーと幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • venturingbeyond

    神田紅梅亭シリーズ第2弾。キャラクターにもしっかり馴染んだからか、前作以上に心地よい読了感。今作でも、『野ざらし』・『芝浜』・『試し酒』と、落語にそれほど詳しくない読者でも耳にしたことのある演目の改作バージョンが作中で披露され、その噺と重ね合わせで謎が明らかになっていくというよく練られたミステリー。巻末で作者自身が語っている通り、面倒な縛りを課しているのに、作為的なぎこちなさはどこにも感じられず、すっと作中世界に引き込まれていく読みやすさ。『試酒試』での馬春師匠のさすがの名人振りには唸らされました。

  • 香翠

    サゲの部分で「えっと?」と読み直したりは相変わらずだけれど、シリーズが進む度に少しずつ慣れて分かるようにもなってきたよう。積み重ねた経験と努力の重みを感じさせられた一冊。

  • nabe2511

    神田紅梅亭寄席物帳シリーズ第2作。「試酒試」馬春師匠高座にあがる、の場面は早くもクライマックスかっ!と感動しながら頁を捲りしが・・さすがは師匠。用意周到な手筈を整えていたとは恐れ入りやした(パチパチ)。芝浜の描写の謎解きも蘊蓄たっぷりで楽しく読了。数年前の立川談笑さん独演会での「芝浜改めシャブ浜」の大熱演を思い出しました。

  • 小梅さん。

    やっぱり、落語とミステリって相性がいい。 馬春師匠ってば、かっこいい! あの、クライマックスは最高だった。 シリーズ通しても最高の盛り上がり。 うおおおおおってなったもの。 実は、あの兄さんをすごく疑ってたのよね。 色々起こったのもそのせいではって。 考えすぎでよかった。

  • barcarola

    いわゆる謎解きと落語の改作(これもある意味では謎解き)が見事に絡み合いながら物語は進む。ウンチク話も相変わらず興味深く、全体として中味が濃い。最終章の「試酒試」(試し酒)など、ぞくぞくしてしまった。傑作。面白かった!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items