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ISBN 10 : 4787292692
Content Description
岡本綺堂、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、小野不由美、綾辻行人、京極夏彦などの作品に潜む怪異を精緻に読み解く。そして、ミステリというジャンルで展開される怪異の拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。
目次 : 特別寄稿 怪異とミステリ―その面白さの類似と相違について/ 第1部 「怪異」と「ミステリ」の遭遇(歌舞伎と探偵小説―『東海道四谷怪談』とその変容/ 怪異と謎解き、そして郷愁―岡本綺堂の探偵小説作法/ イギリス怪奇幻想ミステリと近代日本文学―A・ブラックウッドと芥川龍之介を中心に ほか)/ 第2部 「怪異」と「ミステリ」の交差(「怪談」以上「探偵小説」未満の世界―江戸川乱歩の「幻想怪奇の小説」について/ 脳内に現象する怪異―海野十三・夢野久作・蘭郁二郎/ “侵食”する“死者”たち―久生十蘭「死亡通知」における空襲と“怪異” ほか)/ 第3部 「怪異」と「ミステリ」の融合(家霊を脱構築する女―小野不由美『残穢』の“転居”と戸川昌子「大いなる幻影」の“賃貸”/ 館という幻想―綾辻行人『暗黒館の殺人』における自己の揺らぎ/ 妖怪の「理」/ミステリの「檻」京極夏彦「百鬼夜行」シリーズは何を「祓った」のか ほか)
【著者紹介】
乾英治郎 : 流通経済大学流通情報学部准教授。専攻は日本近現代文学・文化
小松史生子 : 金城学院大学文学部教授。専攻は日本近現代文学・文化、比較文学・文化
鈴木優作 : 鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター特任助教。専攻は日本近現代文学
谷口基 : 茨城大学人文社会科学部教授。専攻は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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HANA
読了日:2023/09/21
へくとぱすかる
読了日:2022/12/31
Tanaka9999
読了日:2023/03/09
佐倉
読了日:2023/02/02
志村真幸
読了日:2023/03/28
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