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ISBN 10 : 4653043140
Content Description
14世紀から16世紀にかけて、地中海世界とブラック・アフリカとをむすぶサハラ縦断塩金交易をもとに、「黄金郷」また「イスラームの学林」として憧憬されつづけたトンブクトゥ。史資料と歴史研究の成果を踏まえて同交易の実態を探り、その特質をアジアのシルクロードと交叉させて明らかにする。さらに近年の臨地調査をもとに、現在のトンブクトゥとそこに生きる人びとの活動を、実証的かつ壮大なスケールで描き出す!
目次 : トンブクトゥ幻想―カタローニア図からルネ・カイエまで/ 砂丘列のなかの構築港市/ 都市編成の構造分析―形態論からのアプローチ/ サハラ縦断塩金交易―シルク・ロードとの対比/ 「黒人たちの国々」への道―成立と西遷/ トンブクトゥ簡史―栄光と凋落/ 最盛期のトンブクトゥ―歴史地理と施設配置/ 近現代のトンブクトゥ―植民都市への改変/ 人口構成とエスニシティ―諸集団共住の実態/ トンブクトゥ町家論―「住まい」と「住まう」/ 家族の職業―大区別・エスニシティ別特性/ 市場活動のエスニシティ・ジェンダー(1)―「大市場(ヨブ・ベル)」/ 市場活動のエスニシティ・ジェンダー(2)―「小市場(ヨブ・カイナ)」/ 市場活動のエスニシティ・ジェンダー(3)―「近隣市場(アルバメ市場」/ トンブクトゥ周辺の農耕―ニジェール川と砂丘の賜物
【著者紹介】
応地利明 : 京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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