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令和人間椅子 文春文庫

志駕晃

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922450
ISBN 10 : 4167922452
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

人気作家の白石美子はアイデアに詰まった時、AI機能が搭載されたマッサージチェアで癒されていた。ある日、大ファンと称する人物から送られてきた、美子のマッサージチェアが書いたという体裁の小説には、美子と担当編集者しか知らない重大な秘密が暴露されていた(表題作)。江戸川乱歩の猟奇ワールドが令和の世に復活!

【著者紹介】
志駕晃 : 1963年生まれ。明治大学商学部卒業後、ニッポン放送に入社。ディレクター、プロデューサーとして「オールナイトニッポン」など人気番組を手掛ける。2017年に第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉に選ばれた『スマホを落としただけなのに』でデビューを果たす。同書は映画化されベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕

    オーディオブック+文庫本。『スマホを落としただけなのに』シリーズの志駕晃さんが、約100年前に江戸川乱歩が書いた名作短編6編を現代風にアレンジした短編集。ただ単に時代背景を令和に置き換えただけではなく、“物語の面白さの重心”を乱歩とは少し違ったポイントに置いていて“オチ”も異なりますので、できれば乱歩版と比較しながら読むのがオススメです。そして僕が読みながら思ったことが「令和 陰獣」冒頭のファンレターの中に書かれていてびっくり!…そうなんです、時代は移り変わってもやっぱり一番怖いのは“人間”なんですよね。

  • yukaring

    乱歩の名作に“令和”という時のスパイスでアレンジをした奇妙な味のフルコース。美しい人気作家・美子に送られてきた一編の小説。語り手はなんと美子が日々愛用しているAI機能搭載のマッサージチェア。しかしその小説には彼女しか知らない秘密が暴露されていて…。まさか本当に椅子が美子に恋をしたのか?「令和 人間椅子」ハッキングで大金を得て人生に退屈した男性・二郎。自分のマンションの真下の部屋に住むことになった女子大生に恋をした彼は夜な夜な…「令和 屋根裏の散歩者」など一筋縄ではいかない現代の乱歩ワールドを楽しめた。

  • nobby

    歌野さん、三津田さんに続いての乱歩オマージュを堪能♬その妖しき世界観をAIやWi-Fi、ハッキングに推しなど〈令和〉に特徴付けて描くのはお見事!原作と重ねてや変化させてのオチをつけるのが上手い。特に十分に知った上で味わった「令和 人間椅子」「令和 屋根裏の散歩者」「令和 人でなしの恋」が楽しめた。ただ、曖昧故に元ネタ再読した他篇はどうしても原作に軍配があがるかな...特に「陰獣」にはあらためて圧倒された気がする!時代を超えて尚惹かれるエロとか変態的な発想に、思わず想像して感じるゾワッ、これぞまさに乱歩だ!

  • aquamarine

    江戸川乱歩の「人間椅子」「屋根裏の散歩者」「人でなしの恋」「赤い部屋」「一人二役」「陰獣」をそれぞれ令和のシチュエーションでアレンジした短編集。令和だとそれがこうなるのかと本家を思い出しながらさらりと読んだ。志駕さんの「令和・人間椅子」もドキドキしたが、本家の人間椅子を始めて読んだ時は、思わず座っていた椅子から腰を上げた。本家を知らなくても令和にありそうな短編集として楽しめると思うが、乱歩の作品って時代に関わらず本当に人を惹きつける作品だと改めて思うので、未読の方はぜひ本家も読んでみてほしい。

  • ごみごみ

    江戸川乱歩の不朽の名作がこんな形で蘇るとは・・なかなか面白かった!それにしても100年も前の作品が、令和版になっても違和感なくちゃんと成立してるところが凄い。どんなに時代が変化し、目まぐるしくテクノロジーが進化しても、欲望、嫉妬、憎悪の感情は時に人を狂わせる。中学生の頃に読み漁った乱歩の作品をまた読み返したくなった。おどろおどろしい感じは、オリジナルの方が格段に上かな。

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