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線形という構造へ 次元を超えて

志賀浩二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314010467
ISBN 10 : 4314010460
Format
Books
Release Date
April/2009
Japan

Content Description

カントルの集合論に始まる20世紀抽象数学は、ヒルベルト空間という無限へと広がる自由の羽ばたきを得た。「線形という構造」を橋渡しとし、有限次元から無限次元へと広がる、数学の美しく大きな眺望を楽しむ1冊。

【著者紹介】
志賀浩二 : 1930年に新潟市で生まれる。1955年東京大学大学院数物系修士課程を修了。東京工業大学理学部数学科の助手、助教授を経て、教授となる。その後、桐蔭横浜大学教授、桐蔭生涯学習センター長などを務めるなかで、「数学の啓蒙」に目覚め、精力的に数学書を執筆する。現在は大学を離れ執筆に専念。東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • じゅう

    基礎的な部分は駆け足で進んでいくので、ついていくのに苦労しましたが、後半第2部の、極限を取って解析の世界へつながっていく話はもの凄く興味惹かれる内容でした。もう一度基礎を固めてから再読したいです。

  • ピリカ・ラザンギ

    前巻は測度空間と積分についてだった。この巻は無限次元(n次元)について、行列式と写像(作用素)を使って考える。抽象化された集合論の話が続いていたので頭が痛かったが、ベクトルや行列式、複素数が出てきてびっくり。複素関数論とかベクトル解析とかの方が大学でやる人もいると思う。私はやってないけど・・・。なのでなんか、これまで追ってきた人物というか数学史が、現代につながった感じがする。ヒルベルト空間とかバナッハ空間の話はちょっと少ない感じだけれど、ヒルベルト空間の無限次元はノイマンが固有値問題と作用素について発展さ

  • これは結構いい。特に空間の説明が、イメージが掴みやすくとても分かりやすかった。なぜ行列の積はああいう計算法になるのか、そもそも線形とはどういう意味なのかがスパッと分かった。線形代数の本は今まで結構読んできたけど、難しすぎもせず、優し過ぎもせず、痒い所に手が届く感じの良本だと思う。

  • たもん

    線形性について有限次元の場合を第一部、無限次元の場合を第二部で扱う。本書ではヒルベルト空間というのは可算無限次元のものを指すようだが、とにかくその上で連続な関数と離散な数列との出会いが示される。スペクトル分解については、一例があげられただけで、どういうものであるかよく分からなかった。

  • 2n2n

    難しい。もう一読しなおすか、別の本で勉強しなおすかしなければ十分な理解が得られないと思った。

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