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地方都市から子どもの貧困をなくす

志賀信夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845114658
ISBN 10 : 4845114658
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
畠中亨 ,  

Content Description

子どもの貧困をなくすには、子どもの「居場所づくり」が必要です!いま、日本の子どもの6人に1人が貧困状態にあります。子どもの貧困は何が原因なのか、どうすればなくせるのか。地方都市で始まった新たな取り組み。

目次 : 第1部 子どもの貧困をなくす方法―事例編(子どもの貧困を考えるための典型例/ 子どもの「居場所」の必要性―「心の貧困」と「のびのびフリースペース」)/ 第2部 子どもの貧困をなくす取り組み―先行事例編(地方都市におけるひとり親世帯の現状と支援/ 総合的な支援体制による子どもの学習支援―北九州における実践例)/ 第3部 子どもの貧困をとらえる視点―理論編(宮崎県における社会的資源と排除しないまちづくり「結い」の取り組み―「心の居場所」の創出のために/ 「貧困」をどうとらえるか/ 子どもの「居場所」づくりは、非行を防ぐ?/ 子どもの貧困対策を見直す)

【著者紹介】
志賀信夫 : 1982年生まれ。宮崎県出身。大谷大学文学部社会学科助教、宮崎県北部地域排除しないまちづくり「結い」所属。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門領域は貧困理論、社会政策、社会保障

畠中亨 : 1979年生まれ。帝京平成大学地域医療学部助教。中央大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。専門領域は社会政策、社会保障、労働経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • わっぱっぱ

    なるほど、幸福ではない(幸福と思えない)状態=貧困、と考えれば、色んなことが身近に見えてくる。この国の貧困層は薄くないこと、その様相は実に複雑で公的機関や制度だけでは到底救いきれないこと、そして事が複雑であるということは、解決に必要な要素(資源・人材)もまた多岐にわたるということ。つまり特殊技能や専門知識を持たない私でも力になれるかもしれないということ。 自分に何が出来るかとか、正しい道はどれだなんて、実は大した問題じゃない。どころか妨げにすらなり得る。したいなら、まず飛び込むことだ。

  • ゆう。

    宮崎県の「のびのびフリースペース」の実践から、地方都市での子どもの貧困に向き合った実践・理論を研究した本です。子どもたちにとって、経済的な貧困をリアルに把握すると同時に、「居場所づくり」も重要だと思いました。また、この本では相対的貧困として貧困を捉えるだけではなく、「心の貧困」を提示しています。これは、社会的排除の理論を受けて述べられているのかなと思いました。いずれにせよ、子ども一人ひとりの実態にあった貧困政策が重要なのだと思います。

  • Akihiro Nishio

    先月の研究会でお会いした人の本。7人の作者による共著で、他にも知人が執筆していた。最初に宮崎県でフリースペースを運営している人から生々しい報告があり、子供の貧困、その地方都市における特徴、心の貧困、非行との関係が分析される。非常に興味深く読めた。特に訪問型学習支援が与えるインパクトには驚いた。心の貧困問題で、役割遂行型と自己決定型の社会参加が対比されているが、果たして対置されるべきものだろうか?大人の多くが「○○の社員としましては、課長としては」などといって役割に同一化して安住しているのではないか。

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    子供の貧困問題、本当に深刻。少子化社会で子供は宝、生活保護制度をもっと充実させたほうが良い。

  • Humbaba

    誰もが皆同じように幸福になる権利を有している。しかし、その権利が本当に履行できるものなのか、それとも絵に描いた餅でしか無いのかはよく検討する必要がある。子どもは自分だけでは環境を変えるのは難しいので、より適切な環境を提供する義務が大人にはある。

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