学力を支える家族と子育て戦略 就学前後における大都市圏での追跡調査 シリーズ・学力格差

志水宏吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750348780
ISBN 10 : 4750348783
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
356p;22

内容詳細

学力格差は家庭の「身の丈」の問題か?4年間の継続家族調査で探る。各家庭が有する資源や資本を活用した子育ての4類型「全資本型」「経済資本型」「文化資本型」「社会関係資本型」を実証分析。

目次 : 第1部 学力格差と家庭の子育ては関連しているのか(調査概要と対象家庭のプロフィール/ インタビュー調査からみる就学前の子育て/ 統計データからみる子育てと学力―X市における学力・アンケート調査から)/ 第2部 子育て家庭のエスノグラフィー―資本活用の視点から(全ての資本を巧みに活用する家庭―支援するのは子どもの意思決定/ 経済資本を活用する家庭―さまざまな体験を将来の財産に!/ 文化資本を活用する家庭―母の明確な教育方針のもと編成される日常/ 社会関係資本を活用する家庭―多様なつながりのなかで流れるあたたかい時間)/ 第3部 子どもたちの学力は、どのように支えられているのか(生活・学習と習慣―日常生活はどのように組織されているのか/ 教育期待―親は子どもにどのような期待をしているのか/ 学校との関係―親は学校とどのような関係を築いているのか/ 子育てネットワークと情報―親はネットワークをいかに駆使して子育てに活用しているのか/ 育児の場における子ども―子どもの主体的側面に着目して)/ 第4部 階層と子育て、学力研究に向けて(「知識基盤社会」における子育て・教育のゆくえ―バーンスティンの議論を手がかりに/ 子育てに格差はあるのか―アメリカの子育て・教育研究の視点から/ 私たちが見出したもの)

【著者紹介】
志水宏吉 : 所属、大阪教育大学講師、東京大学助教授などを経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門、教育社会学・学校臨床学

伊佐夏実 : 所属、奈良教育大学特任講師、大阪大学助教を経て、宝塚大学看護学部専任講師。専門、教育社会学、学校社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • りょうみや さん

    志水氏の教育社会学の本はよく読む。本書は13家族の4年間に渡る育児・家庭内教育の追跡調査をまとめたもの。これはとても画期的な研究らしい。しかし、いわゆる貧困層は余裕がなく調査の協力はもらえず、当初の階層間の比較は諦め、中流家庭の教育の多様性を示した内容になっている。結論自体は、筆者が言うように、ブルデューの言うハビトゥス、すなわち経済資本、文化資本、社会関係資本が各家庭ごとに割合や特徴は違うが、子供に影響を与え引き継がれていくということになる。

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