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後宮の禁書事情 ことのは文庫

忍丸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867163627
ISBN 10 : 4867163627
Format
Books
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大陸を支配する大蒼国。超難関の科挙を突破してようやくなれた官吏に夢を抱く幽求を待っていたのは、あやかしの相手をする『祝部』と呼ばれる部署だった。怪力乱神禁止令によって怪異の存在しないこの国で、出世の道を閉ざされたと絶望した幽求の前に現れた少女・凛麗。年端もいかないこの少女が自分の上司だと知った時、幽求の波乱に満ちた後宮生活が始まった―。怪力乱神禁止令により、あやかしに為す術のない大蒼国の後宮で、怪異に挑む少女・凛麗と青年官吏・幽求の物語。

【著者紹介】
忍丸 : 青森県生まれ。『異世界おもてなしご飯』(カドカワBOOKS)で書籍デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    大蒼国の超難関・科挙を突破してようやくなれた官吏に夢を抱く劉幽求。そんな彼があやかしの相手をする部署・祝部に配属される中華風ファンタジー。怪力乱神禁止令によって怪異の存在しないこの国で、出世の道を閉ざされたと絶望した幽求の前に現れる少女・凛麗。彼女やその兄二人とともに挑む怪奇な腫瘍や、流血するクスノキ、寵姫が魂だけで城を抜け出しているという噂の真相。それぞれの事件の繋がりが見えてくる中で、凛麗が抱える特殊な事情も明らかになってゆく展開は、なかなかテンポが良くストーリーのメリハリも効いていて楽しかったです。

  • なみ

    科挙を突破して官吏となった幽求が配属されたのは、祝部と呼ばれる、存在しないはずの怪異が関係する事件を担当する部署だった。 しかも上司は、どう見てもまだ子どもの少女で──。 禁書によって怪異に立ち向かい、過去の知識を未来の希望に変えていく後宮もの。 凛麗が竹簡を開いて怪力乱神を語るシーン、毎回ワクワクです。 そのときの口調や雰囲気も好き! 日常パートも楽しいです。 凛麗さんは上司として素敵だし、2人の義兄も個性的だけど優しいし、もしかして最高の職場なのでは?

  • 昼夜

    数十年前に先帝が妖怪幽霊オカルトは人心を乱すからと「快刀乱神禁止令」が発布され怪異の存在が公式には否定された。あらゆる言い伝えが載っている数多の本も焚書され、その代わりに魔法や科学が発達している世界観ではないとしたらどうなるだろうか。怪異が存在すると言えない=助けを呼べないとか色々な社会問題の構図と似てるのもあって主人公たちにエールを送りたくなるし面白かったです。

  • あずとも

    念願の官吏となった幽求が配置されたのはあやかしの相手をする部署『祝部』。怪力乱神禁止令によってあやかしに為す術のない国の後宮で現実に存在する怪異に挑むお話。上司含め皆何かしら事情を抱えてるし今後どういう展開になっていくのかな

  • 鳩羽

    科挙を一番の成績で突破した幽求は、出世の期待に胸を膨らませていたが、配属されたのは無いものとして禁止されている「怪力乱神」の類を対応する部署だった。しかも上司はどう見ても幼い少女で…。かつて存在した全ての書物を記憶する少女・澟麗と仲間達が、後宮で起こる妖の事件を解決する物語。幽求の素直さや、澟麗の過去など、ドラマの陰影がはっきりしていて読みやすい。美しすぎる宦官や胡散臭い偉い人など、キャラクターも楽しくて現代的なノリで読めた。

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