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徳川家が見た戦争 岩波ジュニア新書

徳川宗英著

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784005008407
ISBN 10 : 4005008402
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan

Content Description

260年におよぶ泰平の世を謳歌した江戸時代。幕府を支えた田安徳川家の第十一代当主が、戦争への道を歩んだ明治以降の日本社会の軌跡を考察する。二度と戦争を起こさないためには何が必要なのか。自身の海軍兵学校時代の体験をまじえて語る若い世代のための平和論。

目次 : 第1章 私が体験した昭和の戦争(クーデター兵士を目撃した二・二六事件/ 初の戦争体験は五・一五事件 ほか)/ 第2章 戦争がなかった江戸時代(海外から評価の高い「徳川の平和」/ 争いの時代を終わらせた家康 ほか)/ 第3章 なぜ日本は無謀な太平洋戦争を始めたのか(圧倒的な開きがあった日米の国力/ 六十年間で倍増した日本の人口 ほか)/ 第4章 過去の日本の戦争から何を学ぶのか(戦争はむごくて恐ろしい/ 侵攻・侵略を続けた日本の戦争 ほか)/ 第5章 徳川家が体験した昭和の戦争(維新後、華族に列せられた徳川家/ 総理に推された徳川家達 ほか)

【著者紹介】
徳川宗英著 : 1929年、ロンドン生まれ。田安徳川家第十一代当主。学習院、江田島海軍兵学校を経て、慶應義塾大学工学部卒業。石川島播磨重工業にて海外事業本部副本部長、IHIエンジニアリングオーストラリア社長、関西支社長、石川島タンク建設副社長などを歴任。95年に退職ののち、静岡日伊協会名誉顧問、全国東照宮連合会顧問、一般社団法人霞会館評議員、一般社団法人尚友倶楽部監事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小鈴

    御三卿田安徳川家第十一代当主。徳川家ならではの話を期待しすぎたか!?江戸時代だけではなく、徳川家の体験した太平洋戦争の話も資料に依拠した話であり、直接親戚から見聞きした話はほぼない。鎖国していた江戸時代は安定推移した人口が、明治に入り急激に増加。食糧難から領土拡大へという史観です。日本は、白村江、秀吉と大陸侵略の歴史有り、被害者ではなく加害者である自覚をもて、と。幕末の群島所有問題は興味深く。小笠原など。でも、ジュニア新書を読んでこんなこと言うのなんですが、平和論はオヤジのたわごとに聞こえました(笑)。

  • みなみ

    田安徳川家に生まれ、1945年に江田島海軍兵学校に入った世代の筆者が、昭和を、江戸時代を、日本のこれからを語る。日本人は戦争はもうイヤというが、有史以来日本は戦争を起こしてきた側であるという指摘はズバリそのもので、あまりにクリアな物言いに逆にビックリしてしまった。日本がなぜ戦争に傾倒していったか、人口や資源という切り口から捉えており、論調はわかりやすく明確。徳川=江戸時代と誰もがイメージするところを、徳川家が見た明治以降の日本というテーマがおもしろく手にとった。読みやすいのでいろんな世代にオススメしたい。

  • 乱読家 護る会支持!

    田安徳川家当主が書いた本として、特別な情報、特別な歴史観で書かれてあるのではと期待したが、、、、期待外れどした、、、(^_^;)

  • 星辺気楽

    維新のとき、朝敵にされた徳川家も名誉を回復されて終戦を迎える。薩長の視点とは違う徳川家からみた維新後の日本の在り方が面白かった。中高生向けとは言え、成人でも読み応えあり。

  • ことり

    泰平の世を築き上げた徳川の采配などなかなかおもしろい。 あと、今の日本では戦争で民間人を殺された被害者であるという認識が強いが、大陸や南方で民間人を殺している加害者であると。 こういった視点もあると知ることも大事。

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