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近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

御厨貴

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121021076
ISBN 10 : 412102107X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
御厨貴 ,  

Content Description

歴史は史料に基づき描かれる。「原敬日記」「高松宮日記」「佐藤榮作日記」など、明治維新期から現代に至る第一級の史料を40数点取り上げ、紹介・解説し、その意義を説く。日本近現代史の入門書。

【著者紹介】
御厨貴 : 1951年(昭和26年)、東京に生まれる。東京大学法学部卒、東京大学助手、ハーバード大学客員研究員、東京都立大学法学部教授、政策研究大学院大学教授を経て、東京大学先端科学技術研究センター教授。著書『明治国家形成と地方経営』(東京大学出版会、1980年。東京市政調査会藤田賞)、『政策の総合と権力』(東京大学出版会、1996年。サントリー学芸賞)、『馬場恒吾の面目』(中央公論社、1997年。吉野作造賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ほうすう

    明治から昭和にかけて主に様々な人物の日記をの史料を紹介する本。それぞれの史料の紹介にとどまらずその日記の書き手に関しての解説もしてくれるので大変ありがたい。ちなみに一番印象が変わったのは植木枝盛だろうか。実際読むとなると難解かもしれぬがここに紹介されている史料にも触れてみたくなる。近現代だけでなく中世史などでもこういった史料紹介の書物が出てくれたら嬉しいのだが…、やはり難しいだろうか。

  • ロッキーのパパ

    明治以降の歴史なら、公文書も整備されているし、マスコミの記録も残っているのに、なぜ今更新発見があるのかという疑問の答えが得られた。時代に関わった人たちが残した一次資料の重要性を思い知らされた。本書で取り上げられた日記でもまだ未公開のものがあり、今後も新事実が出てくると思うと楽しみ。この本を読むとつい自分も一次資料を読んでみようかなって気になるけど、日記って定型的な記述が多そうだから退屈かもしれない。やっぱり、学者の方々が研究された成果楽しむ方が気楽でいいな。

  • 午睡

    ドナルド・キーン氏によれば日本人の日記好きというのは世界でも稀らしいから、この本で紹介されている政治家や軍人、外交官たちが膨大な日記を残していてもなんの不思議もないのかもしれない。しかし、日記好きとされる国民性を割り引いても、これだけの多さは明治維新、日清日露戦争、大東亜戦争、太平洋戦争と激動が続いた時代の要請であったような気もする。一身にして二生を生きるような自覚を持つとき人は記録を残そうとするのかもしれない。自由民権家の植木枝盛の200回を超える性交渉の記録なども、そうした時代相から読めるのかも。

  • 庄屋之者

    近代の一次史料としては『原敬日記』や『木戸幸一日記』が有名であるが、この本ではそれ以外の史料の存在を確認できた。軍人の日記のように事実の羅列が多い史料がある一方で植木枝盛や矢部貞治のように女性関係まで記す史料もあり、一次史料の重要性だけでなく読み物としての面白みも知ることができた。

  • spanasu

    近現代史の史料となる日記について、重要と言えるものをそれぞれ簡潔に紹介する本。このような本を読むと、日記そのものを読んでみたくなったが、冷静に考えると量が多すぎるため読む気にはなれない。日記をいつどこまで公開するかといった問題や、クロスチェックが可能となるときがあるといったことがわかった。

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