CD 輸入盤

エマーソン弦楽四重奏団 DG録音全集(51CD+ボーナスCD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4795982
組み枚数
:
51
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
CD付き, 限定盤,輸入盤

商品説明


エマーソン弦楽四重奏団 ドイツ・グラモフォン録音全集(51CD+ボーナスCD)

エマーソン弦楽四重奏団がこれまでにドイツ・グラモフォンにレコーディングした音源すべてを収録したボックス・セットの登場。ボーナス・ディスク(Disc52)には、アンコール集やオーディオ・ガイドを収録。ブックレットには、レアな写真や欧文ライナーノーツ(欧文のみ)などを掲載予定。また、購入者には、メンデルスゾーン:八重奏曲のメイキング・ビデオ、ベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、バルトークのオリジナル・ライナーノーツ(英文)』のダウンロード・コンテンツも用意されています。
 エマーソン弦楽四重奏団は、アメリカの詩人で哲学者のラルフ・ワルド・エマーソン[1803-1882]の名を冠して1976年に結成。ユージン・ドラッカー、フィリップ・セッツァーが第1ヴァイオリンを作品ごとに交代で受け持ち、ヴィオラはローレンス・ダットン、チェロはデイヴィッド・フィンケルが担当。
 レパートリーは幅広く、バッハから現代作品に及び、作曲家への新作の委嘱も実施。1987年からは、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、レコーディングに関しても積極的な活動をおこなってきました。
 エマーソン弦楽四重奏団は、4人の奏者それぞれがソリスト級の腕前で音量も大きく合奏の精度も高水準。その響きはときにシンフォニックでさえあり、音色表現の豊かさも無類です。楽曲を構成するさまざまな素材への意識の集中、表面的に流されることのない立体的な演奏は聴き手を飽かせることがありません。(HMV)

【収録情報】

Disc1
● シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音時期:1987年

初期エマーソン弦楽四重奏団ならではのパワフルなスタイルで演奏されたシューベルトとベートーヴェン。特に『死と乙女』は緊迫感のすごい仕上がり。『セリオーソ』も後年の全集録音より率直な演奏が楽しめます。第1ヴァイオリンはどちらもユージン・ドラッカー。
Disc2
● バルトーク:弦楽四重奏曲第1番 op.7, Sz 40 (1908-09)
● バルトーク:弦楽四重奏曲第3番 Sz 85 (1927)
● バルトーク:弦楽四重奏曲第5番 Sz 102 (1934)

Disc3
● バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 op.17, Sz 67 (1915-17)
● バルトーク:弦楽四重奏曲第4番 Sz 91 (1928)
● バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz 114 (1939)

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1988年

バルトークの弦楽四重奏曲全集は、結成12年目の強力な演奏を聴けるエマーソン弦楽四重奏団初期の代表作。1908年から1939年にかけて作曲され、特殊奏法てんこ盛りの弦楽四重奏曲群を、ダイナミックにスピーディーに演奏。ちなみにユージーン・ドラッカーが第1ヴァイオリンを弾いているのは第1・4・5番、フィリップ・セッツァーの第1ヴァイオリンは第2・3・6番となっています。
Disc4
● ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
● ラヴェル:弦楽四重奏曲へ長調

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1984年

結成8年目のエマーソン弦楽四重奏団による演奏。近代書法で書かれた弦楽四重奏曲だけに、繊細さからダイナミズムまで見事に表現するエマーソン弦楽四重奏団のサウンドが快適です。
Disc5
● チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調
● ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1984年

結成8年目のエマーソン弦楽四重奏団による演奏。ウクライナ民謡を素材にした美しい「アンダンテ・カンタービレ」に、同じくロシア的なボロディンの弦楽四重奏曲の組み合わせ。エマーソン弦楽四重奏団の演奏はロシア風な要素を強調することなく弦楽四重奏曲としての組み立ての面白さや迫力も表現したものです。
Disc6
● ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調『皇帝』
● シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調『ロザムンデ』
● シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調『四重奏断章』

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1988、1996年

ハイドンの『皇帝』は、結成12年目、シューベルトは結成20年目の演奏のエマーソン弦楽四重奏団による演奏。
Disc7
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
● シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1988年

ベートーヴェンとシューベルトの最後のカルテットを、結成12年目のエマーソン弦楽四重奏団がのびのびと演奏したアルバム。
Disc8
● ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調『アメリカ』
● スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調『わが生涯より』

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1984年

結成8年目のエマーソン弦楽四重奏団による演奏。チェコ風な要素にこだわらず作品の魅力を引き出したテンションの高い演奏。
Disc9
● ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
● シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.41-3

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1984年

結成8年目のエマーソン弦楽四重奏団による演奏。ブラームスは弦楽四重奏曲第1番にシューマンの弦楽四重奏曲第3番の動機を引用しているので、そのあたりを意識した選曲でしょうか。エマーソン弦楽四重奏団は後年、ブラームスを再録音しているので比較も興味深いところです。
Disc10
● モーツァルト:フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285
● モーツァルト:フルート四重奏曲第2番ト長調K.285a
● モーツァルト:フルート四重奏曲第3番ハ長調K.Anh.171(285b)
● モーツァルト:フルート四重奏曲第4番イ長調K.298
● モーツァルト:ロンドト長調

 エマーソン弦楽四重奏団
 キャロル・ウィンセンス(フルート)

 録音:1990年

Disc11
● プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番
● プロコフィエフ:2台のヴァイオリンのためのソナタ
● プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1990年

プロコフィエフは2曲の弦楽四重奏曲を作曲しています。戦前、モダニズム時代にアメリカで委嘱された第1番と、ソ連帰還後、戦時中の疎開先で当地の民俗音楽を素材として使用した平明な第2番。エマーソン弦楽四重奏団のキビキビした演奏は、作品にふさわしいもの。
Disc12
● シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調 D.956

 エマーソン弦楽四重奏団
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)

 録音:1990年

シューベルト31歳のときの長大な作品を、ロストロポーヴィチがエマーソン弦楽四重奏団との初共演で演奏して話題となったもの。ロストロポーヴィチの朗々としたチェロの説得力のある音、そしてエマーソン弦楽四重奏団の生き生きした音楽が融合。
Disc13
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番ト長調K387
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調K421
Disc14
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番ホ長調K428
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K458『狩り』
Disc15
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第18番イ長調K464
● モーツァルト:弦楽四重奏曲断片イ長調K.Anh.72 (464a)
● モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K465『不協和音』

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1988〜91年

ハイドン・セット全曲を切れ味の良い高度なアンサンブルで。

Disc16
● アイヴズ:弦楽四重奏曲第1番『救世軍から』
● アイヴズ:スケルツォ『ホールディング・ユア・オウン』
● バーバー:弦楽四重奏曲第1番 Op.11
● アイヴズ:弦楽四重奏曲第2番
● バーバー:ドーヴァー・ビーチ Op.3

 エマーソン弦楽四重奏団
 トーマス・ハンプソン(Br/ドーヴァー・ビーチ )

 録音:1990〜1992年

第2楽章がバーバーのアダージョとして知られる弦楽四重奏曲に、アイヴズの俗謡やパロディ、実験的な音響の入り混じる作品2曲ほかを収録。
Disc17
● ハービソン:弦楽四重奏曲第2番
● ワーニック:弦楽四重奏曲第4番
● シュラー:弦楽四重奏曲第3番

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1991〜1992年

エマーソン弦楽四重奏団の委嘱作品集。現代作品らしい複雑な音響を駆使した内容。
Disc18
● ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81
● ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.87

 エマーソン弦楽四重奏団
 メナヘム・プレスラー(ピアノ)

 録音:1993年

膨大なキャリアを持つプレスラーを迎えてのドヴォルザーク。
Disc19
● ヴェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章 (1905)
● ヴェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
● ヴェーベルン:弦楽四重奏曲 (1905)
● ヴェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
● ヴェーベルン:弦楽四重奏のためのロンド (1906)
● ヴェーベルン:弦楽三重奏のための楽章 遺作(1925)
● ヴェーベルン:弦楽四重奏のための3つの小品 (1913)*
● ヴェーベルン:弦楽三重奏曲 Op.20
● ヴェーベルン:弦楽四重奏曲 Op.28

 エマーソン弦楽四重奏団
 メアリー・アン・マコーミック(メゾ・ソプラノ)*

 録音:1992〜1994年

音楽技法の大きな変革期に生まれたヴェーベルンの弦楽四重奏曲と三重奏曲を、近・現代作品でも評価の高いエマーソン弦楽四重奏団が演奏した1枚。
Disc20
● シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
● シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47

 エマーソン弦楽四重奏団
 メナヘム・プレスラー(ピアノ)

 録音:1993年

ボザール・トリオの創設メンバーで、活動停止までの53年間ピアノを弾いたメナヘム・プレスラーとの共演。
Disc21
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op..18-1
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.18-2
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.18-3
Disc22
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.18-4
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番イ長調Op.18-5
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番変ロ長調Op.18-6
Disc23
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op..59-1『ラズモフスキー第1番』
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2『ラズモフスキー第2番』
Disc24
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3『ラズモフスキー第3番』
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74『ハープ』
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95『セリオーソ』
Disc25
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131
Disc26
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
Disc27
● ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130
● ベートーヴェン:大フーガOp.133

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1994〜1995年

エマーソン弦楽四重奏団の代表作のひとつがこのベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集。演奏至難な現代音楽や、ショスタコーヴィチ、バルトークといった作品できわめて高度な演奏を聴かせてきたエマーソン弦楽四重奏団ですが、ベートーヴェンでも、その完璧なアンサンブルと巧みにコントロールされた音色や歌いまわし、そしてときには思い切った果敢な表現によって、見事というほかない世界をつくりあげています。
 中でも後期作品は、対位法や変奏曲を多用した音楽の性格もあって、彼らの透徹したサウンドがもたらす造形美は効果絶大。振幅の大きなダイナミズムが求められる大作、第14番も高い集中力で一気に聴かせてくれます。

Disc28
● エドガー・メイヤー:五重奏曲
● ローレム:弦楽四重奏曲第4番『ピカソ』

 エマーソン弦楽四重奏団
 エドガー・メイヤー(コントラバス)

 録音:1996〜1997年

エマーソン弦楽四重奏団による委嘱作品集。エドガー・メイヤーのポップな五重奏曲に、ピカソの10枚の絵に基づくネッド・ローレムの組曲を収録。メイヤーの作品では、コントラバス奏者でもある作曲者本人が演奏に参加しています。
Disc29
● モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
● ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115

 エマーソン弦楽四重奏団
 デイヴィッド・シフリン(クラリネット)

 録音:1996〜1997年

晩年の澄み切った心境を伝える柔和な音調のなかに、優美さと悲哀感が交錯する高貴な作品として知られるモーツァルト。楽器特有の音色を巧みに生かして、作曲家晩年の独特の寂寥感を見事に表出した傑作として親しまれているブラームス。珠玉のようなクラリネット五重奏曲の名作2曲を収めたアルバムです。クラリネットの名匠として高い評価を受けているシフリンの独奏とエマーソン弦楽四重奏団による演奏。
Disc30
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番ハ長調 op.49
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第2番イ長調 op.68
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 op.73
Disc31
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第4番ニ長調 op.83
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 op.92
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第6番ト長調 op.101
Disc32
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ長調 op.108
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調 op.110
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 op.117
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第10番変イ長調 op.118
Disc33
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲のためのアダージョ(エレジー)
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲のためのアレグレット(ポルカ)
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第11番ホ短調 op.122
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第12番変ニ長調 op.133
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第13番変ロ短調 op.138
Disc34
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調 op.142
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第15番変ホ短調 op.144

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:1994〜1999年(ライヴ)

ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は、彼の本音が表現されたものといわれ、彼の人生の起伏や明暗、苦悩と闘争に過ぎた日々の内面をよく伝えるものとされてきました。実際、最初の作品である第1番が書かれたのも、ひと通りの挫折や苦悩を経験済みの32歳の年ですし、以後、亡くなる前の年まで、全部で15曲の作品が書き綴られることになります。
 エマーソン弦楽四重奏団の演奏は、書き記された楽譜に誠実にアプローチしたものといえ、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲が孕むエネルギーが如実に感じられる力強さが印象的です。特にダイナミックな要素を多く含む中期の作品群ではこれ以上の演奏は考えられないほどの集中力が素晴らしいの一言。反面、晩年の作品では、惨めさや卑屈さ、暗さが足りないとか、強すぎる表現というような批判もありますが、鍛え抜かれた技術を持ったアンサンブルによるコンサートでの高揚感を、ライヴ・レコーディングで忠実に記録すればこうなってしまうのも致し方のないところではあります。ともかく、現代を代表する優れた弦楽四重奏曲全集であることは間違いのないところでしょう。
Disc35-36
● ハイドン:弦楽四重奏曲第35番
● ハイドン:弦楽四重奏曲第38番『ひばり』
● ハイドン:弦楽四重奏曲第58番
● ハイドン:弦楽四重奏曲第67番『ひばり』
● ハイドン:弦楽四重奏曲第74番『騎士』
● ハイドン:弦楽四重奏曲第76番『五度』
● ハイドン:弦楽四重奏曲第81番

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:2000〜2001年

Disc37
● J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080(弦楽四重奏版)
 [1] コントラプンクトゥス 1(4声による単一主題フーガ)
 [2] コントラプンクトゥス 2(4声による単一主題フーガ)
 [3] コントラプンクトゥス 3(4声による単一主題フーガ)
 [4] コントラプンクトゥス 4(4声による単一主題フーガ)
 [5] コントラプンクトゥス 5(4声による転回応答フーガ)
 [6] コントラプンクトゥス 6(フランス様式による4声の転回応答フーガ)
 [7] コントラプンクトゥス 7(4声による転回応答フーガ)
 [8] コントラプンクトゥス 8(3声による3主題フーガ)
 [9] コントラプンクトゥス 9(4声による2主題フーガ)
 [10] コントラプンクトゥス 10(4声による2主題フーガ)
 [11] コントラプンクトゥス 11(4声による3主題フーガ)
 [12] コントラプンクトゥス 14a: Canon per Augmentationem in contrario motu (反行系の拡大によるカノン)
 [13] コントラプンクトゥス 12a(3声による正像フーガ)
 [14] コントラプンクトゥス 12b(3声による鏡像フーガ)
 [15] Canon alla Ottava(オクターヴのカノン)
 [16] Canona alla Decima, in Contrapunto alla Terza (3度の対位による10度のカノン)
 [17] Canon alla Duodecima in Contrapunto alla Quinta (5度の対位による12度のカノン)
 [18] コントラプンクトゥス 13a (4声による正像フーガ)
 [19] コントラプンクトゥス 13b (4声による鏡像フーガ)
 [20] コントラプンクトゥス 14: Canon per Augmentationem in contrario motu (反行系の拡大によるカノン)
 [21] コントラプンクトゥス 14(18): Fuga a 3 Soggetti (未完のフーガ)
 [22] コラール:われら悩みの極みにありて(Wenn wir in hochsten Noten sein)〜オルガン小曲集より

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:2002年

楽器指定がないため、様々な編成で演奏されてきたバッハの傑作『フーガの技法』に、弦楽四重奏という多声的な編成で取り組んだアルバム。曲順は初版譜をベースにしています。
 エマーソン弦楽四重奏団は、技術に優れ、アンサンブルの精度、パート間のバランスなどが常に高度な水準に達しているため、対位法的表現の要ともなる「かたち」についても完璧。モダン奏法で十分に歌わせながらも、個々のキャラクタリゼーションによる崩れなど無いのが大きな魅力ともなっています。
 弦楽四重奏による『フーガの技法』には、これまでにもジュリアード四重奏団やケラー四重奏団、ポートランド四重奏団、古典四重奏団、ベルニーニ四重奏団のものなどがリリースされており、人気のある領域でもありますが、エマーソン弦楽四重奏団の演奏は、弦楽四重奏ならではのクリアな声部表現による対位法解析の面白さを、情熱的にシャープに打ち出しているのが素晴らしいところです。
 なお、アルバムの最後は、オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)からのコラール「われら悩みの極みにありて」を弦楽四重奏で演奏して締めくくっています。

Disc38
● ハイドン:十字架上の最後の7つの言葉 Op.51

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:2002年

ハイドンの「十字架上の最後の七つの言葉」は、死を目前にしたイエス・キリストの七つの言葉に基づく作品です。
 終曲の「地震」以外はゆったりとした楽章が続く、1時間を越える大曲ですが、前作の「フーガの技法」でもその現代屈指のアンサンブルを遺憾なく発揮したエマーソンSQは、一瞬たりとも忽せにしない強靭な集中力で一気に聴かせてしまいます。
 現在、様々なヴァージョンで知られるこの作品ですが、もともとは、カディス大聖堂の聖金曜日の礼拝の際に「十字架上の七つの言葉」の一つ一つについて説教をする司教が、会衆を黙想させるのに効果的なオーケストラの音楽を希望した、という依頼を受けて作曲されたものでした。
 初演は成功してすぐに楽譜も出版され、さらにハイドンは、演奏機会が増えるよう(?)、1787年には弦楽四重奏版も書き上げます。
 同じ年には、出版社により鍵盤楽器ヴァージョンもつくられ(校訂はハイドン)、さらに後の1794年には合唱つきのオラトリオ・ヴァージョンまで書かれたという念のいりよう。
 また、演奏の際に、グレゴリオ聖歌や朗読を挿入するといったこともおこなわれるようになり、さらにオラトリオ・ヴァージョンの合唱パートを重唱にして弦楽四重奏と組み合わせたりと、『最後の言葉』のインスピレーションは、ハイドンの手を離れてからも影響力が強かったことが良くわかります。
 全曲は、7つの言葉に対応する7つのソナタ楽章と、キリスト昇天時の天変地異を描いた急速で迫力のある「地震」の楽章から成っており、それぞれの言葉と対応楽章は以下の通りとなります。

・ソナタ1 Largo
第一の言葉「父よ、彼らをお許し下さい。自分が何をしているのか知らないのです。」
・ソナタ2 Grave e cantabile
第二の言葉「あなたは今日私と一緒に天国に入ることができます。」
・ソナタ3 Grave
第三の言葉「女よ、これがあなたの息子です。(それからヨハネに)これはあなたの母です。」
・ソナタ4 Largo
第四の言葉「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか。」
・ソナタ5 Adagio
第五の言葉「私は渇く。」
・ソナタ6 Lento
第六の言葉「すべては終わった。」
・ソナタ7 Largo
第七の言葉「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」
・地震 Presto e con tutta la forza
(キリスト昇天時の天変地異)
Disc39
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調op.13
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品op.81〜フーガ
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調op.12
Disc40
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第4番ホ短調op.44-2
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第5番変ホ長調op.44-3
Disc41
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調op.44-1
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品op.81〜カプリッチョ
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番ヘ短調op.80
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品op.81〜主題と変奏
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品op.81〜スケルツォ
Disc42
● 弦楽のための八重奏曲 変ホ長調 Op.20(多重録音)
● メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲変ホ長調

 
エマーソン弦楽四重奏団

 録音:2004年

姉ファニーへのレクイエムの意味合いで書かれ、その内面的な深さと情熱的な表現が聴き手の心を打たずにはおかない第6番はじめ、聴きやすく魅力的な作品を数多く含むメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集。
 エマーソン弦楽四重奏団の演奏は、メリハリの効いた気持ちの良いもので、多重録音された八重奏曲でのヴィヴィッドな演奏含めてどれも聴き応えがあります。
Disc43
● グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調 Op.27
● ニールセン:アンダンテ・ラメントーソ『若き芸術家の棺の傍らで』
● シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調 Op.56『親愛なる声』

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:2004年

シベリウスの作品から採って“インティメイト・ヴォイセズ”と題されたこのアルバム、文字通り親密な雰囲気で優しく歌い上げる絶妙のアンサンブルによって作品の素晴らしさが一段と際立ち、耳を奪われるような美しい演奏を聴かせてくれます。ニールセンの『アンダンテ・ラメントーソ』は、彼の友人の死を悼んで1910年に作曲された作品で、これまでほとんど聴かれる機会がなかった秘曲です。
Disc44
● ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
● ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
Disc45
● ブラームス:弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67
● ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34

 エマーソン弦楽四重奏団
 レオン・フライシャー(ピアノ)

 録音:2005〜2007年

ブラームスの3つの弦楽四重奏に加えて、名手レオン・フライシャーが参加したピアノ五重奏も収録。
Disc46
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第1番BWV846 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第5番BWV850 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第12番BWV857 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第14番BWV859 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第16番BWV861 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第17番BWV862 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第18番BWV863 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第20番BWV865 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第23番BWV868 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第24番BWV869 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第2番BWV871 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第5番BWV874 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第7番BWV876 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第8番BWV877 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第9番BWV878 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第16番BWV885 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第17番BWV886 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第22番BWV891 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第23番BWV892 (4声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第4番BWV849 (5声)
● バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜フーガ第22番BWV867 (5声)

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:2007年

『平均律クラヴィーア曲集』からの4声のフーガを、ハイドンやモーツァルトと同時代のオーストリアの作曲家、エマヌエル・アロイス・フェルスターによる弦楽四重奏のための編曲で世界初録音。
Disc47
● ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番『クロイツェル・ソナタ』
● ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番『ないしょの手紙』
● マルチヌー:3つのマドリガル H.313

 エマーソン弦楽四重奏団

 録音:2008年

古典から現代まで、幅広いジャンルに録音を残し、グラミー賞にも6度輝いた名門エマーソン弦楽四重奏団。近年はJ.S.バッハ、メンデルスゾーン、ブラームス、北欧音楽などを意欲的録音してきた彼らですが、当盤では近代チェコの巨匠ヤナーチェクとマルティヌーに挑みます。結成当初から近現代作品を得意とた彼らの陰影に富んだ表現と軽やかなリズム感が、両作で如何なく発揮されており、新しい決定盤の誕生と言えるでしょう。
Disc48
● ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51
● ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第11番ハ短調Op.61
Disc49
● ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
● ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための『糸杉』B.152
Disc50
● ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106
● ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105

 エマーソン弦楽四重奏団
 ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)

 録音:2008〜2009年

2010年は久々の来日公演を控えている現代最高のカルテットの一つ、エマーソンSQ。1984年に録音した名盤として名高い『アメリカ』以来、四半世紀ぶりとなる待望のドヴォルザークを録音しました。第12番『アメリカ』を除く、第10、11、13、14番の弦楽四重奏曲に加えて、『糸杉』と、ヴィオラのポール・ニューバウアーがゲストで参加した弦楽五重奏曲第3番も収録した豪華3枚組です。結成以来、34年の時を経て、今なお変わらない精緻でしなやかなアンサンブルの数々をたっぷりお楽しみください。
Disc51
● ベルク:抒情組曲(弦楽四重奏全6曲版)
● ベルク:抒情組曲〜第6曲『悲嘆のラルゴ』(ソプラノ独唱付き)
● ヴェレス:エリザベス・バレット・ブラウニングによるソネット Op.52
● ツァイスル:来たれ、汝甘き死の時よ

 エマーソン弦楽四重奏団
 ルネ・フレミング(ソプラノ)

 録音:2014〜2015年

クリムトの「水蛇」をあしらったジャケットが示すとおり、このアルバムには後期ロマン派からモダニズムへと変遷する1920〜1930年代のウィーンの作品が収録されています。  ベルク自身の道ならぬ恋が反映された『抒情組曲』は、通常弦楽四重奏版が知られていますが、実はトリスタンのモチーフが引用された第6楽章には「燃える恋」が暗喩されたボードレールの詩が付されており、実際に歌曲として演奏することも可能です。エゴン・ヴェレスの『ソネット』は、彼がオーストリアを離れる直前に書かれたもので、英国ビクトリア時代の詩人ブラウニングの詩をリルケがドイツ語に翻訳したものがテキストとして使われています。映画音楽の分野で知られるエーリヒ・ツァイスルの若い頃の作品を含めたこれらの曲に潜む愛の苦悩を、ルネ・フレミングの妖艶な歌とともに、エマーソン弦楽四重奏団が克明に描き出します
Disc52 (ボーナス・ディスク)
● ブラームス:モテット『おお救世主よ、天を開け』 Op.74-2
● シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
● ヤナーチェク:『草かげの小径にて』より『涙ながらに』
● ヴォルフ:イタリア風セレナーデ
● プッチーニ:弦楽四重奏曲嬰ハ短調『菊』
● ハイドン:『十字架上の最後の7つの言葉』より(リスニング・ガイド)
● メンデルスゾーン:『弦楽四重奏曲』より(リスニング・ガイド)

 録音:2001〜2008年

 エマーソン弦楽四重奏団

ユーザーレビュー

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まず、抜群に音が良い。アマデウスSQ,ジュ...

投稿日:2018/01/21 (日)

まず、抜群に音が良い。アマデウスSQ,ジュリアードSQ,東京SQ、ABQなど優れたセットはいくつも出ているが、このエマーソンSQの録音は、全曲がデジタル録音が安定期に入って以降のものであり、音質だけなら圧勝である。楽器もいいのだろう。こんな値段で粒ぞろいの音質でこれだけそろっていれば、それだけでまず推せる。演奏はスマートで非常に整っており、スキが無い。全部聴いたが、続けて聞き続けていると息が詰まってくる感じすらある。フランスものなどもうちょっと潤いが欲しい気がするし、ショスタコービッチも完璧ではあるのだがもう少し掘り下げられないかという感じはした。ベートーベンとドボルザークはかなり良い。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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背表紙があるような厚型ではないものの、す...

投稿日:2016/06/17 (金)

背表紙があるような厚型ではないものの、すべてオリジナル・ジャケット・デザインの紙スリーヴに収納されています。外箱はアバド・シンフォニー・エディションなどと同じ、平面の上蓋がパカッと開くタイプ。エマーソンSQの演奏は、確かに近代的で引き締まったものではありますが、音色は意外とまろやかであり、デリカシーある美しい音作り、という意味でも現代的であったように思います。バリリ、スメタナ、アマデウスあたりを聴いてこられた世代の方にも、意外と馴染みやすいのではないでしょうか。楽曲の網羅度も、単独の四重奏団としては空前絶後のもので、不満点はシューマンが3番のみで全曲でないこと、ハイドンとモーツァルトの曲がもう少し欲しい(「プロシャ王セット」はソニー移籍後に録音)ことくらいのもの。フライシャー、プレスラー、ロストロポーヴィチなど共演陣も魅力的。録音は、前期は米国の大御所エンジニア、マックス・ウィルコックス、後期はDGの中国系エンジニア、司徒(Da-Hong Seetoo)がメインで、いずれも演奏内容に見合った解像度を持った優秀録音。室内楽ファンはとりあえず買って損のない一組かと思います。

SeaCrow さん | 東京都 | 不明

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