わたしもじだいのいちぶです 川崎桜本・ハルモニたちがつづった生活史

康潤伊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784535587281
ISBN 10 : 4535587280
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
207p;21

内容詳細

目次 : プロローグ 識字学級という空間/ 第1部 記憶(朝鮮に生まれて/ いくども海を渡る)/ 第2部 どう生きてきたか(働きづめの日々/ くらしの色彩 ほか)/ 第3部 いま思うこと(老いと向き合う/ はじめて声をあげた日)/ 第4部 教室の外へ(「おもい」を開く/ ひびきあう道のり ほか)

【著者紹介】
康潤伊 : 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程。早稲田大学教育学部国語国文学科助手。専門は在日朝鮮人文学、日本近現代文学

鈴木宏子 : ふれあい館高齢者識字学級の共同学習者

丹野清人 : 首都大学東京人文社会学部教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kri さん

    クラウドファンディングに参加して刊行一番に読むことができた。皆さん、是非とも読んでください。価値ある一冊!1930年頃生まれた在日コリアン一世・二世の女性たちの生活の歴史。苦労続きで学習の機会がなかったハルモニたち。読み書きのできない老女たちが念願の学習の場に通い、人生の過酷な経験や輝いていた子供時代や老いの不安などを懸命に作文に書いた。第二次大戦、朝鮮戦争を潜り抜け、時代の悪しき流れに翻弄され、どの国の支援も受けられずに差別の中でも必死に家族を養ってきた彼女達が書き記すことはどんなことか?知ってほしい

  • 紫苑 さん

    出版のためのクラウドファンディングに参加したので、リターンで送っていただいて読んだ。たどたどしい文章の中にハルモニたちの苦労がにじむ。比較的短文なのは、文章力の問題もあろうが、筆舌に尽くしがたいということも理由の一つだろう。識字学級や夜間学校がハルモニやオモニに勉強の場を提供した時期があったそうだが、今は外国人労働者やその家族、実習生らが、日本語について同様の問題に直面している。政府の施策の遅れを痛感せずにはいられない。→

  • クロニコ さん

    ハルモニたちの歩んだ人生、苦労に触れ、深く考えさせられる内容だった。改めて過去の歴史の真実、他国との関係、自分の目で頭で真実を知り考えたいと思った。また、当たり前のように、字を書き読み、表現することを義務教育で学んだがそれがいかに人生において大事なことなのか、強く感じさせられた。作文や小論文など決して楽しい授業ではなかったが表現することで、自らの考えや思いを整理し冷静に振り返ることができる。そのことが自分を支えるもとになるのだ。

  • Miki Shimizu さん

    おばあちゃんたちの作文。やっぱり、文字の力ってすごい。自分の考えたこと、体験したこと、遠くの人にも伝わる。場所も、時間も。信頼できる仲間がいて、なにをしゃべっても受け入れてもらえるって思える場所があって、いいなー。ホントは学校がそんな場所になれたらいいのになー。

  • 禿頭王 さん

    文字の読み書きができるという当たり前から取り残された女性達。彼女たちが紡いだ作文に、彼女たちが歩んできた人生や苦労を思い、目頭が熱くなりました。一方で、解説の康潤伊さんの「ハルモニたちを癒やしの存在として搾取することに強く抗したい」という言葉にハッとさせられました。貧困家庭からニューカマーまで、今も当たり前から取り残された人たちがいる現実を、「この本の人たちみたいに頑張りなさい」の一言で片付けてはいけないのだと強く思いました。

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康潤伊

早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程。早稲田大学教育学部国語国文学科助手。専門は在日朝鮮人文学、日本近現代文学

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