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パン屋のお金とカジノのお金はどう違う? ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会

広田裕之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757300873
ISBN 10 : 4757300875
Format
Books
Release Date
July/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜお金持ちは寝ているだけでお金がふえるのか。なぜたくさん働いてもお金は消えていくのか。『モモ』で著名な童話作家、ミヒャエル・エンデが語った「お金」の話。経済そのものを根源からアプローチする1冊。

【著者紹介】
子安美知子 : 東京大学教養学部、同大学院比較文学科に学び、ドイツに留学。2001年まで早稲田大学教授を勤め、現在同大学名誉教授

広田裕之 : 1976年福岡県生まれ。2000年3月に九州大学文学部卒業後、現在東京大学大学院総合文化研究科修士課程に在籍し、地域通貨を研究中。高校在学時よりミヒャエル・エンデの思想、とくに社会観や経済観に深い関心を持ち、エンデ独特の世界観が漂う文学作品の基盤について勉強を始める。また、エンデ研究とは別にスペインやポルトガル、中南米の文化にも強い関心を持っていたこともあり、世界の地域通貨の事例の中でもとくに南米のアルゼンチンRGTを中心に調査を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 獺祭魚の食客@鯨鯢

     カジノとパチンコは同じギャンブルで論争が尽きないのはなぜか。営業自粛の目のかたきにされていることなど、濃厚密接以前の問題が横たわっています。  横浜市がIRに手を挙げていることはとても象徴的です。外国人観光客を長崎の「出島」のような閉鎖空間で管理してインバウンド収入を目指します。いわば豪華クルーズ船のリゾート施設化です。  横浜は幕末米国との条約で初めに開港した港の一つで、中心街「関内」は外国人居留地と地元とを区切る「関の内側」の意味です。歴史は繰り返すことを感じざるを得ません。

  • iwri

    この手の本としてはよくある内容と構成。エンデの貨幣観以外の考え方にも触れている点は、他の本ではあまり見られないので、そこは評価したい。子安美知子さんとの短い対談がついており、子安さんのお話がとてもよい補完になっている。独特なのは、アルゼンチンの地域通貨の取り組みの報告だろう。ただし、『オリーブの森』でエンデが語っている教育の話をゲゼルと結びつけてみたり(あれはかなり明確にヴァルドルフ学校モデルが念頭にある)、エンデ本としてはイマイチ。

  • kino

    エンデ関連本のひとつとして読みました。想定していた内容ではなかったですが(ブンガク寄りだと思ってた)、経済本のひとつとして楽しめました。良い本だった。

  • Humbaba

    資本主義は、多数の人間の必死な努力により生み出された富を、一部のお金持ちが搾取して自分の生活のために使用する。それを避けるためには社会主義という方法がある。しかし、努力してもしなくても同じだけの成果しか得られない状況下では、人は努力しなくなる。そして、それによって社会の力はどんどん衰退してしまう。

  • tekutekukiyo

    貨幣の持っている機能について考えさせる本。時間により減価させる考え方は面白い。地域通貨の指向するのではなく、このような金融制度が拡大させることは現実的はむずかしいのかな?バリバリのエコノミストの見解が知りたい。

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