Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ビイーン

  読了日：2019/01/22

  「エンジニアリングは、不確実性を削減し、秩序を作る」本書はこの定義が一貫している。日頃、この不確実性なるものに頻度多く接しているからか、共感できる事項が多かった。

• Yuma Usui

  読了日：2019/05/14

  「エンジニアリングとは「不確実性」の低い状態に効率よく移していく過程に行うすべてのこと」として、特にシステム開発で「不確実性」を減らす方法を教えてくれる。不確実なものには「未来（＝環境不確実性）」と「他人（＝通信不確実性）」がある。不確実性の高い状態とは情報が不足している状態であり、未来や他人に対する情報の非対称性や個々の限定合理性の追求が組織の理不尽を増大させる要因のようだ。不確実性の高いタスクから解体し順に取り掛かることで不安もスケジュールのブレも収束させられるという考えは良いと思ったし実践したい。

• Tenouji

  読了日：2018/07/18

  面白かったので、一気読み。今までのソフトウェア開発における開発や品質問題を、本当によく総括しています。エンジニアリングを「複雑性に対応すること」との位置づけで、今まで雑多な印象だった分析指標が統合されると思います。背景には、再建には全体性が必要だという流れがあるんでしょうね。

• hide

  読了日：2023/03/13

  プロジェクトの進行を「不確実性を下げて成果物を確定させていくこと」と定義して、リスクとの向き合い方やあるべき組織の設計・コーチングといった幅広い分野にわたって解説している。システム開発が畑違いの自分にとってもプロジェクトマネジメントやコミュニケーションについての考え方に大きな示唆を与えてくれたすごい本。経済学や心理学といった他分野の学問の知見も紹介されるのも良い。/抽象度が高いので、プロジェクト管理やマネジメントの経験がある程度ないと自分事として読めないだろう。その意味ではわりと上級者向けかも。

• masabi

  読了日：2023/07/27

  【概要】不確実性に効果的に対処する個人・チーム・組織に変わるための方法論を提示する。【感想】エンジニアリングを不確実性を減らす・情報を増やすことと定義し、個人からチーム、組織全体と適用範囲を広げていく。ともすれば、アジャイルや技術的負債など独り歩きしがちな用語が何を目的にしているかを明確にし、手段に過ぎないと位置づけたのは感心した。取り上げられている範囲が広いので、立場が変わるたびに発見があるだろう。定期的に読み直したい一冊だ。

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