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「西武」堤一族支配の崩壊 真実はこうだった

広岡友紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865810196
ISBN 10 : 4865810196
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan

Content Description

堤家の関係者だから書ける西武自壊の真相!西武王国の根源は、堤家のDNAの執念にあった!!創業者・堤康次郎から続いている特異なオーナー絶対思想!西武グループ総帥・堤義明と西武流通グループの主宰・堤清二の長きにわたる宿命の反目、暴君の鎧を身にまとった堤義明の意外な素顔、堤一族の闇の系譜を赤裸々にした西武王国解剖史!

目次 : 第1章 「蟻の一穴」で堤家が崩壊/ 第2章 謀られた堤支配/ 第3章 堤一族、宿命の反目/ 第4章 プリンスホテルの失敗/ 第5章 堤義明の謎/ 第6章 堤家のDNAの執念/ 第7章 西武の闇体質の系譜/ 第8章 国税庁と西武の長い蜜月/ 第9章 自壊は前々から進んでいた/ 第10章 独裁的闇将軍の最終章

【著者紹介】
広岡友紀 : 東京都に生まれる。堤一族の関係者。マサチューセッツ工科大学を卒業。米国系航空会社客室乗務員を経て、鉄道・航空アナリストとなる。鉄道と航空の科学の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 記憶喪失した男

    これを読んでびっくりしている。西武グループの会長堤義明は、土地転がしのバブル経済で世界一の大富豪になった。

  • makimakimasa

    2014年に西武が10年振り再上場した翌年に出版された本で、ちょうど自分がひばりヶ丘に住んでいた頃だったが、同じ西武沿線に先月から一時戻ってきてるのを機に読了。著者は堤家関係者との事だが、非常に中立的な視点で、分かり易い「西武解剖史」である。コンプライアンスに欠けた企業体質から、体験に基づくプリンスホテルのダメさ加減、堤5兄弟の複雑な関係性まで。特に義明(今も旧コクドを通し間接統治?)の功罪は厳しい指摘ながらも、その境遇には僅かに同情も示す。『西武王国―その炎と影』や『西武王国・鎌倉』も要チェックか。

  • ともとも

    作者は、生まれてすぐ神戸の名家の養女に出された堤家の血縁者。 故に冷めた視点で、野次馬の憶測とは一線を画する記述。 始めから終わりまで、客観性と公平性を保つ姿勢が貫かれている。 再建の経緯や内部外部の関係性が詳細に描かれていて解りやすい。良識ある内容である。 読み進めるにつれ、世に溢れている偏った非難と偏った賞賛に耳を傾けるのが馬鹿らしく思えれば、作者の意図は成功と言えるのでは? 最後の一文は創業者への敬意で締めくくっている。

  • サカナ

    筆者、女性なのですね。こういうテーマ、男性が多いイメージが。 超ドロドロしていて、堤康次郎氏はすごいと思うけど、振り回された家族を思うと胸が締め付けられます。。。 経営うんぬんより、家族周りのことが衝撃過ぎてあまり頭に入らなかった。汗

  • エツロー

    「西武は堤清二・義明の兄弟が張り合わずにそれぞれの事業領域に専念していれば、違った結果になっていた」「西武再編成案の本質は、堤義明の地位の保全、後藤高志の出身銀行への意地、サーベラスの西武資産の獲得という三者の利害が一致したから」という著者の考察が非常に興味深かった。少し昔の話とはいえ、西武のコンプライアンス無視の企業体質に驚いた。上場廃止の発端になった総会屋利益供与や有価証券報告書虚偽記載などはマシな方で、少々の法律違反は屁とも思っていない。「有名企業だが、一流企業ではない」と揶揄されるのも納得である。

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