ニセチャイナ 中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京 20世紀中国政権総覧

広中一成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784784511150
ISBN 10 : 4784511156
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
505p;19

内容詳細

民族独立、復辟・救国。それは「和平」という名の「降伏」だったのか。漢奸として闇に葬り去られた対日協力偽政権史。

目次 : 第1章 満洲国(満洲帝国)/ 第2章 蒙古聯合自治政府(蒙疆政権)/ 第3章 冀東防共自治政府(冀東政権)/ 第4章 中華民国臨時政府(華北政務委員会)/ 特集 新民会とは何だったのか―元中華民国新民会職員・岡田春生インタビュー/ 第5章 中華民国維新政府/ 第6章 中華民国国民政府(汪兆銘政権)

【著者紹介】
広中一成 : 1978年、愛知県生まれ。2012年、愛知大学大学院中国研究科博士後期課程修了。博士(中国研究)。現在、三重大学共通教育センター非常勤講師。専門は中国近現代史、日中戦争史、中国傀儡政権史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ばんだねいっぺい さん

     日本の傀儡政権として、言わずと知れた満州政府から、汪兆銘政権までを紹介する。日中共にお互いに利用し利用された結果、力押しした関東軍が「出張所」のように作った「ニセ政府」たち。軍歌や映画、航空会社と日本人の好みのパターンが見える。資金作りの頼みの綱にアヘン専売を打ち出したのも共通。うーむ。

  • skunk_c さん

    書店で見たときにあまりの派手な装丁にドン引きしたのだが、皆さんの書評と著者の他書に感銘を受けていたので手に取ったが、これは大変重要な書だと思った。『ニセチャイナ』は中国語の「偽政権」からとったと思われ、いわゆる傀儡政権のことで、満州国、蒙疆政権、冀東防共自治政府、華北政務委員会、維新政府、汪兆銘政権について、多数の写真や組織図などの資料を交え、その帰趨を淡々と記述。ともすると「日本の傀儡」の一言で切り捨てられる各政権の、それぞれの思惑や、民衆との関係も垣間見える。そこに焦点を当てたことがまず本書の価値だ。

  • Toska さん

    ロシアのウクライナ侵攻によって「傀儡政権」が今なおアクチュアルな存在であると明らかになった今日、歴史的教訓として価値を増した一冊。一口に協力者と言っても、様々な動機や背景を抱えていたことが分かる。溥儀や徳王などはかなり積極的にその役割を演じていた印象。一方、日本側は戦略に一貫性がなく、政府の各部局や出先の駐留軍の間で方針が食い違い、蒋介石との交渉にも未練を残していたりする。これでは「傀儡」諸氏も困惑したことだろう。それにしても、石原莞爾が戦犯指名を免れたのは謎としか言いようがない。

  • 印度 洋一郎 さん

    満州国、汪兆銘政権、内蒙古自治政府など、満州事変以降より敗戦まで、日本が中国大陸各地に樹立した対日協力政権(ぶっちゃけると傀儡政権)の誕生から消滅までをコンパクトにまとめた、貴重な一冊。書名は、まるでコンビニ企画本みたいだが、内容は丁寧に書かれている。それぞれの政権が、日本の都合で作られ、その強力な指導の元にあったが、そこには中国側にも各々都合があり、思惑があり、紆余曲折があった。共通するのは、強力な日本に対抗する困難な現実から妥協し、支配下にありながらも何とか自主性を保持しようとした葛藤だ。

  • のりっく@泡沫戦史研究所(SNSは多重次元宇宙) さん

    書名から「とんでも本」と侮ってはいけません。中国大陸の日本占領地域に建国されたいわゆる「傀儡政権」を扱ったまさに類書のない硬派な一冊です。取り上げられるのは@満州国A蒙古連合自治政府B冀東防共自治政府C中華民国臨時政府D中華民国維新政府E中華民国国民政府の六つで、戦後は「裏切り者」として闇に葬られた彼らは何を想っていたのでしょうか。

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広中一成

愛知学院大学文学部歴史学科准教授。1978年、愛知県生まれ。2012年、愛知大学大学院中国研究科博士後期課程修了。博士(中国研究)。専門は中国近現代史、日中戦争史、中国傀儡政権史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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