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輪るピングドラム 中

Kunihiko Ikuhara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344823402
ISBN 10 : 4344823400
Format
Books
Release Date
October/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

「生存戦略!!」――そして、ピングドラムとは何か!?
大好評放送中のアニメ『輪るピングドラム』原作小説第二弾!!

“ピングドラム”のヒントがあると目されている「運命日記」の持ち主・荻野目苹果とケンカをしてしまった晶馬は、仲直りしようと苹果のマンションへ向かう。
だが、そこで意外な過去の接点を知り…。

Content Description

生存戦略しましょうか。輪るピングドラム原作小説第2弾。

【著者紹介】
幾原邦彦 : 12月21日生まれ。アニメーション監督。東映動画(現・東映アニメーション)所属時代の1993年、『劇場版美少女戦士セーラームーンR』で監督デビュー。独立後の1997年に原案・監督を務めた『少女革命ウテナ』を発表し、大きな話題に。アニメの他、小説や漫画原作など活動は多岐にわたる

高橋慶 : 1980年10月15日、東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • そのぼん

    登場人物が全員トラウマを抱えている感じがしました。徐々に物語全体の輪郭は見えてきた感じはしますが、気になるところも多々あるので、下巻に期待します。

  • テツ

    上巻から続けて中巻へ。オウムによる地下鉄サリン事件をモチーフにした作中のテロ事件は多くの人間の人生に影響を与えた。罪と罰とはいうけれど、自らが関与していない過去の出来事が自分の人生を歪めていくことの理不尽さ。そして罪に対して情け容赦なく与えられる罰。与えられたどうしようもない運命にもがき苦しむ中でこんな理不尽で辛い運命から守りたい存在が思い浮かぶのならばそれが彼らにとっての生まれてきた理由なんだろうな。ストーリーの流れは知っているけれど辛い。

  • miki

    人々をつなぐ運命の輪。様々な感情も懸命の行動も、すべては運命のいたすところであるならば、そんなことになんの意味があるのだろう。この物語に散りばめられる思想が好き。運命、罪、人の業、そして家族。登場人物の台詞にはっとさせられます。運命の至るところへ、物語は佳境へ。

  • pulpo8

    ついに16年前の事件に話が及んで、脇役キャラと思われた多蕗、ゆり、真砂子の過去が明らかに。桃果も登場しスピードが加速。上巻より面白く一気に読んだ。苹果がだんだん晶馬に惹かれていく描写が可愛い。眞悧が陽毬のことを「可愛らしいとは思うがそれだけ」みたいに独白している所はゾクッと来た。ゴンドラとワイヤーの所はいまいち何がどうなっているのか分からないな。桃果が「運命の乗り換え」について説明する部分にはとても引き込まれた。運命を電車のように乗り換えるって発想が凄くいいと思う。全体的にシリアスな雰囲気も良い。

  • 牧神の午後

    あぁそうだ。序盤のワケワカメででもド派手で印象に残る演出が、中盤には一点シリアスな過去と交錯するキャラクターの重い想い。小説で読むとシリアスさが際立つ。ただ、特にアクションでの描写が弱いのは上巻と同様。特にアクションも目立つ本巻では、アニメ見ていないとどんな動きで、どうしてこうなった、が分かりにくかったのが難点。でも、運命に翻弄されつつ、受入れ、抗う人間の営みは本当に哀しい。

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