Product Details
ISBN 10 : 4101116121
Content Description
樹木を愛でるは心の養い、何よりの財産。父露伴のそんな思いから著者は樹木を感じる大人へと成長した。その木の来し方、行く末に思いを馳せる著者の透徹した眼は、木々の存在の向こうに、人間の業や生死の淵源まで見通す。倒木に着床発芽するえぞ松の倒木更新、娘に買ってやらなかった鉢植えの藤、様相を一変させる縄文杉の風格…。北は北海道、南は屋久島まで、生命の手触りを写す名随筆。
目次 : えぞ松の更新/ 藤/ ひのき/ 杉/ 木のきもの/ 安倍峠にて/ たての木 よこの木/ 木のあやしさ/ 杉/ 灰/ 材のいのち/ 花とやなぎ/ この春の花/ 松楠杉/ ポプラ
【著者紹介】
幸田文 : 1904‐1990。東京生れ。幸田露伴次女。1928(昭和3)年、清酒問屋に嫁ぐも、十年後に離婚、娘を連れて晩年の父のもとに帰る。露伴の没後、父を追憶する文章を続けて発表、たちまち注目されるところとなり、’54年の『黒い裾』により読売文学賞を受賞。’56年の『流れる』は新潮社文学賞、日本芸術院賞の両賞を得た。他の作品に『闘』(女流文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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シナモン
読了日:2024/07/29
アキ
読了日:2023/12/30
kaoru
読了日:2024/11/14
クプクプ
読了日:2024/06/15
森林・米・畑
読了日:2024/02/19
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