ベートーヴェン 作曲家・人と作品

平野昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276221758
ISBN 10 : 4276221757
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
平野昭 ,  
追加情報
:
328p B6

商品説明

本シリーズは、第1期としてショパン、シューベルト、モーツァルトなど12巻が2005年までに刊行され、本書はその後スタートした第2期の6巻目である。長く日本のベートーヴェン研究の第一人者であり続けてきた著者は今回、生涯篇ではベートーヴェンと交流のあった多くの人々との関連に新たな光をあて、新しい「書簡全集」や「筆談帳」から得られるベートーヴェンの人間像に独自性を打ち出している。作品編でも、長年の研究成果が結実された著者独自の視点、解釈が読みどころとなっている。
 ベートーヴェンが生きたのは、社会的にさまざまなターニングポイントとなった時代。加えて、難聴や叶うことのなかった恋の数々……。苦難と共に生きた(と思われる)ベートーヴェンにとって、音楽はどのようなものだったのか。従来の伝記からは伺い知れないものも少なくない。B6変・328頁

【目次】
■生涯篇■
◎第一章 音楽家の誕生(1770〜1780)
家系 〜ファンvanはフォンvonにあらず/家族 〜少年時代の家族構成と住居

◎第二章 ボンの音楽環境と宮廷楽師(1781〜1792)
学習・演奏・教師/師ネーフェと作曲の試み/選帝侯マックス・フランツとボン宮廷楽団/初めてのウィーン、モーツァルトと本当に会えたのか?/ブロイニング家の人々とヴァルトシュタイン伯爵/ボン大学と読書協会と友人・知人/国民劇場の再開/ふたつのカンタータ/ハイドンとの出会い/一七九一年、創作の活発化とドイツ騎士団メルゲントハイム総会への旅/ボン最後の年と旅立ちの記念帳
 
◎第三章 ウィーン初期〜ピアニストから作曲家へ(1793〜1800)
ハイドンの許での学習と三人の師:シェンク、アルブレヒツベルガー、サリエーリ/リヒノウスキー邸コンサートの仲間たち/精神的な支援者ゴットフリート・ヴァン・スヴィーテン男爵/ふたりの弟カールとヨハンもウィーンへ/プラハ〜ベルリン旅行の成果/ピアニストから作曲家へ/交響曲と弦楽四重奏曲への挑戦/貴族サロンからの解放と初めての自主アカデミー/貴族子女へのピアノ教授と音楽家志望の弟子

◎第四章 革新への目覚めと苦悩の兆し(1801〜1802)
プロメテウスの創造物/ヴェーゲラーとアメンダに宛てた苦悩の手紙/生彩に富んだ交響曲第二番とオペラ創作への意欲/ハイリゲンシュタットの遺書とその危機の克服

◎第五章 名声の確立(1803〜1811)
新しい道、英雄様式とオペラへの意欲/《英雄》交響曲/シュテファンとの仲直りとヨゼフィーネへの愛/《エロイカ》公開初演とオペラ《レオノ―レ》作曲/《レオノ―レ》初演とフランス軍のウィーン占領/爆発的創造期:《ラズモフスキー四重奏曲》と交響曲第四番、ヴァイオリン協奏曲/《コリオラン》序曲ハ短調、「ミサ曲」ハ長調、そして交響曲ハ短調へ/リープハーバーコンツェルトへの出演/慈善演奏会出演と自主アカデミー開催権/一八〇八年十二月二十二日のアカデミー/カッセル宮廷楽長への就任要請とウィーン残留条件/ナポレオン軍の第二次ウィーン占領と《告別》ソナタと《皇帝》協奏曲/結婚への憧れ、新しい恋、片思いと失恋/ブレンターノ家の人々、ベッティーナとアントーニエ/初めてのテープリッツ、一八一一年夏
 
◎第六章 不滅の恋人との出会いと別れ、ゲーテとの邂逅、そしてスランプ(1812〜1816)
再び交響曲の世界へ/プラハからテープリッツへ、「不滅の恋人への手紙」/経済的苦境と二人の兄弟たち/《フィデリオ》の勝利/栄光の瞬間、ウィーン会議は踊ったか/弟カールの死と甥カールの後見問題

◎第七章 最後の十年(1817〜1827)
後期への意識転換/フーガ研究再び、《ハンマークラヴィーア・ソナタ》作曲/実現しなかったロンドン旅行、甥カールの後見問題/カールの教育と後見問題で翻弄された一八一九年/カール問題を抱えながら:孤高期作品の芽生え/カール問題の決着/ルドルフ大公のテープリッツ大司教就任:《ミサ・ソレムニス》/最後のピアノ・ソナタと《ディアベッリ変奏曲》/外国からの作曲依頼、第九交響曲/歓喜への道のり:会場選び、ソリスト選出そして練習と本番/孤高様式あるいはアルカディア、究極としての弦楽四重奏曲群/ウィーンの室内楽ブーム/最晩年の悲劇、カールの自殺未遂/グナイクセンドルフ滞在と最後の創作/衰える体力と衰えぬ創作意欲/レクイエム・エテルナム
 
■作品編■
交響曲/協奏曲/弦楽四重奏曲/ピアノ・ソナタ/ピアノ変奏曲/チェロ・ソナタとヴァイオリン・ソナタ/その他の室内楽作品/声楽作品/管弦楽曲

あとがき

■資料篇■
ベートーヴェン年譜/ジャンル別作品一覧/主要参考文献/人名索引

内容詳細

目次 : ■【生涯篇】 / 第1章 音楽家の誕生 1770〜80 / 第2章 ボンの音楽環境と宮廷楽師 1781〜92 / 第3章 ウィーン初期〜ピアニストから作曲家へ 1793〜1800 / 第4章 革新への目覚めと苦悩の兆し 1801〜02 / 第5章 名声の確立 1803〜11 / 第6章 不滅の恋人との出会いと別れ、ゲーテとの邂逅、 / そしてスランプ 1812〜16 / 第7章 最後の10年 1817〜27 / ■【作品編】 / 交響曲/協奏曲/弦楽四重奏曲 / ピアノ・ソナタ/ピアノ変奏曲 / チェロ・ソナタとヴァイオリン・ソナタ / その他の室内楽作品 / 声楽作品/管弦楽曲 / ■【資料篇】 / ベートーヴェン年譜 / ジャンル別作品一覧 / 主要参考文献 / 人名索引 / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜貴族社会が最後の栄華を極めた19世紀初頭、ウィーンの音楽界に / 登場した男。皮肉屋で意外と純情・・・。現代へと通じる「芸術音楽」の / 幹を作り上げた56年、その生涯と作品の全貌が凝縮された1冊。〜

【著者紹介】
平野昭 : 1949年、横浜生まれ。武蔵野音楽大学大学院音楽学専攻修了。慶應義塾大学文学部教授、静岡文化芸術大学名誉教授、沖縄県立芸術大学客員教授。古典派とロマン派音楽を専門分野とし、特にベートーヴェン研究をライフワークとしている。日本音楽学会、国際音楽学会、18世紀学会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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非常に参考になる書籍です。内容については...

投稿日:2014/01/27 (月)

非常に参考になる書籍です。内容については私ごときが全く文句を付けることはできません。しかしジャンル別作品一覧にはWoO.からも完成されている主要な作品はすべて収録したと有るにもかかわらずヘンデルの「見よ勇者は帰る」の主題によるチェロとピアノのための変奏曲が抜けているし、「エリーゼのために」をはじめとするピアノの小品がほとんど掲載されていない。このあたりはちゃんとチェクされているのか、ただ単なるミスなのか疑問が残る。第2刷の発行時にはしっかりチェックのもと掲載して欲しいものです。これが修正されれば☆5つで良いと思いますが、現状では☆3つの評価です。

奈良の技芸天 さん | 奈良県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よし さん

    最後の章はMISSA SOLMNISを聴きながら読み終えました。甥のカールが生き甲斐であったこと、いろいろな恋愛をしてきたこと等、人間味のあるベートーベンが垣間見れて、今後当時どんな環境、心境だったのだろうと想像しながら曲を聴くことができ、楽しみが増えました。

  • Yoshi さん

    ドイツの天才 ベートーヴェンの一生。 ハイドンとの師弟関係、エリーゼの為にで有名なテレーゼや甥のカールの話、ゲーテとの関係、シラーとの関係については詩を読み込んでたのは知っているが少なかったので直で接したことがなかっただろうのか? 人間関係の話も面白くそれに付随して作品の流れが細かく書かれており理解に非常に助かった。 交響曲5番運命、交響曲6番田園と第9、オペラ、フィディリオの失敗から成功、ソナタや4重奏、ベートーヴェンの行った革新もまとめてあり、ベートヴェン研究の本は多いのでこれを始めに読んでいきたい。

  • 大岡 孝之 さん

    これはオススメ。人間関係、社会との関わりなど広い視野でベートーヴェンをとらえている。個人的には、手紙類が結構細かく紹介されているのが気に入った。死の3週間前、死の床についていたベートーヴェンのもとに届けられた甥カールの手紙に「僕の大切な父へ」とあったらしい。これだけで泣けてくる。

  • はちめ さん

    このクラスの天才になると人生の出来事と作品の内容はほとんど関係ない。体調の良し悪しによる制作速度が変わるだけのような気がする。モーツァルトにも感じることだけど。

  • 河童 さん

    「喝采せよ、友よ、喜劇は終わった」。遺言書を写し終えた後にベートーベンが口にした言葉だそうだ。56歳3ヶ月の生涯。もっと長生きして、その才能の痕跡をもっと残すべきだったでしょう。

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