認知症の取扱説明書 SB新書

平松類

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797395969
ISBN 10 : 4797395966
フォーマット
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;18

内容詳細

「徘徊」「おもらし」「交通事故」など…。認知症が原因だし、認知症は治らないから諦めようと思っていませんか?でも、認知症以外にも原因が考えられますし、認知症だったとしても症状をよくしたり進行を遅らせたりができる場合もあるのです。原因がわかれば周囲の人たちは冷静になれ、高齢者は落ち込むことも減ります。また、解決策も見つかりやすくなります。本書はこれまでの認知症の本とは違い、脳だけでなく目や耳や手足の老化も含めて検証することで、新たな原因と解決策を数多く提案しています。

目次 : 第1章 困っている人がとにかく多い認知症の5大問題行動(すぐにキレる/暴力を振るう/セクハラをする―認知症以外でも、難聴、記憶力低下、鬱、妄想、幻覚、便秘など、原因は数知れず…/ オシッコを漏らす/ウンコを漏らす―おもらしの原因は認知症だけに限らず。それと、認知症の薬がおもらしを招くことも…/ 徘徊する―便秘、視界が狭くなることでも、徘徊は起きてしまう ほか)/ 第2章 本人にとっていいことが全然ない問題行動(家の中をゴミだらけにする―目や耳の衰えだけで、認知症と関係なくゴミだらけにする/ 暇なのに待てない/曜日や月日、さらには自分の年齢も答えられない―70歳を過ぎると、30秒が1分に感じてしまう。年齢は、わざとでたらめに答えることもある/ 気温や季節を無視した服装をする/風呂場で倒れる―部屋内で熱中症、ヤケドで入院、風呂場で死亡…。簡単に起きてしまいます ほか)/ 第3章 多くの人を巻き込む大惨事にもなりかねない危険極まりない問題行動(道路に急に飛び出してくる―慣れない道よりも近所が、運転中よりも歩行中のほうが実は危ない/ 車を運転して交通事故を起こす―信号無視が多く、交差点での右折が苦手なのには、ワケがあった/ 火事を起こす―火事こそ、認知症以外の原因が盛りだくさん ほか)

【著者紹介】
平松類 : 医師/医学博士。愛知県田原市生まれ。昭和大学医学部卒業。現在、昭和大学兼任講師ほか、二本松眼科病院彩の国東大宮メディカルセンター、三友堂病院で眼科医として勤務している。のべ10万人以上の高齢者と接してきたことから、高齢者の症状や悩みに精通している。医療コミュニケーションの研究にも従事し、シニア世代の新しい生き方を提唱する新老人の会の会員でもある

内野勝行 : 帝京大学医学部を卒業後、神経内科に入局し神経救急や変性疾患などを専門に扱う。2015年に金町脳神経内科・耳鼻咽喉科を開業し、東京都葛飾区認知症対策委員を務める傍ら、外来と訪問で月100人以上の認知症患者を診察している。薬物治療のみではなく栄養指導や介護環境整備、家族のサポートなど積極的認知症治療を行っている。テレビや講演などでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キック さん

    「老人の取扱説明書」の姉妹編。認知症のよくある13の問題行動(暴力・セクハラ、お漏らし、徘徊、睡眠不足、被害妄想、ゴミ屋敷、道路の飛び出し、交通事故、火事等々)について、その問題行動の正体、対処方法、自分がならないための処方箋等を平易に解説。例えばスーパーの会計を待てずに文句を言うのは高齢者が多いのは、老化による時間感覚の衰えからくる。また徘徊には理由があり、その理由を理解することが肝要。高齢者の火事は嗅覚の衰えが大きな原因である等。つまりは、それぞれの問題行動には理由があることが理解できました。

  • きさらぎ さん

    書いてあることを実践できるかどうかはさておき、知識として頭に入れておくことは大切だと思う。老人の問題行動に対する理解があるかないかで、対処の仕方は違ってくるから。 書籍としては、同じ内容のまとめが何度も繰り返され読みづらかった(;^_^A

  • aloha0307 さん

    認知症になると、おとなしく静かで牧歌的になる とこれまでのイメージ(まったくの誤認識でした)。butいざ独居の父がそうなってみると、そうではなく生来の性格がヴェールなしに立ち現れ、怒りっぽく、時に感情が制御できなくなり被害妄想に...を実感しています。本書は認知症と誤解されやすい体の変化に章を割きながら、介護する側の心の負担を軽くする方法も具体的に教えてくれています。グレープフルーツは避けたほうがいいんだね。

  • かわうそ さん

    介護の仕事をしている自分でも学びのあった一冊。そもそも認知症と言われた方は本当にそうなのか?診断があったとしても何か見落としがあるのではないか?この視点を持つことで、仕事の姿勢も変わりそうだ。「自分には関係ない」と思っている人にこそぜひ読んでいただきたい本。自分ではなく、自分の大事な人がそうなる可能性もあるのだから。現場の人間から言わせてもらえば、認知症は鏡のようなもの。自分の対応は良しも悪しも、そのまま跳ね返ってくる。本書の内容を多くの人が知ることを願う。

  • ホシ さん

    祖母が認知症なので読んでみました。人生100年時代。自身が認知症にはならなかったとしても、認知症の方と無関係の人生を送る、という事はもはや不可能でしょう。ならば、認知症に関する正しい知識を身に付けることが大切だと思います。著者と監修者はそうし知識を読者に身に付けてほしいと、実に真摯な態度で本書を著しています。本書の示す通り、知識のあるなしで認知症に対して冷静に対処しうるか否かが大きく異なると私も思います。「認知が衰えること」も人間本来の尊い姿として厳粛に受け止める心構えを個人も社会も築かねばなりません。

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