老人の取扱説明書 SB新書

平松類

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797392449
ISBN 10 : 4797392444
フォーマット
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
平松類 ,  
追加情報
:
224p;18

内容詳細

老いた親の行動に、諦めなくて済む!高齢者の困った行動の原因となるのは、ほとんどが認知症や頑固な性格よりも、老化による体の変化「老化の正体」だったのです。本書では、この「老化の正体」と、その対処法として手軽にできる方法を、医学的にやさしく解説しています。これらを知ることで、周囲の人はイライラせずに冷静に対処できますし、高齢者本人は卑屈になることが減ります。これまでの本といえば、認知症や老人の心理にとどまるものがほとんどでしたが、体の細部にまで踏み込んだのは本書がはじめてです。

目次 : 第1章 老人の困った行動3大ド定番(都合の悪いことは聞こえないふりをする。/ 突然、「うるさい!」と怒鳴る。でも、本人たちは大声で話す。 ほか)/ 第2章 いじわる(「私なんて、いても邪魔でしょ?」など、ネガティブな発言ばかりする。/ せっかくつくってあげた料理に醤油やソースをドボドボとかける。 ほか)/ 第3章 周りが大迷惑(信号が赤に変わったのに、ゆっくり渡っている。信号が元々赤なのに、堂々と渡ってくる。/ 指摘はできないが、口がそこそこ臭い。 ほか)/ 第4章 見ていて怖い、心配…(自分の家の中など、「えっ、そこで!?」と思うような場所でよく転ぶ。/ お金がないという割に無駄遣いが激しい。 ほか)

【著者紹介】
平松類 : 医師/医学博士。愛知県田原市生まれ。昭和大学医学部卒業。現在、昭和大学兼任講師、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長、三友堂病院非常勤医師・眼科専門医・緑内障手術機器トラベクトーム指導医として勤務している。のべ10万人以上の老人と接してきており、老人が多い眼科医として勤務してきたことから、老人の症状や悩みに精通している。医療コミュニケーションの研究にも従事し、シニア世代の新しい生き方を提唱する新老人の会の会員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あすなろ さん

    いつもの何々先生、即ちお医者さんに話したら安心した。というのは、僕も母によく聞く話。本書は、そうした知見と医師の知見等から平易に書かれている老人取説。否、もう40代中盤の自分も意識しなきゃという事柄も含むか。色々な事象を述べた後、周りの人がしがちな間違い・周りの人がすべき正しい行動・自分がこうならないために・自分がこうなったらのまとめがいいですね。結局、食べ物の嗜好が自分も年代により変わったと同じで、その時その時のことはなってみないと自分も分からない。それを知ることが対応の第一歩。それを知るには良い本。

  • えちぜんや よーた さん

    「ああそうなのか」ということが分かった。自分は爺さん と呼ばれる年齢ではない。もちろん医者でもない。「老いたから」・「認知症だから」・「性格だから」。通りいっぺんの理由で片付けずに人間の生理現象であることが、医学的な実例と研究を交えて紹介されているので非常に興味深かった。周囲に対する「説明書」だけではなく、本人が気をつけるべき点も書かれている。後者は若年のときから心がけていると、のちのち役に立ちそうなので参考にしよう。

  • はる さん

    同じ話を何度もする、突然怒鳴る、食べるとむせる。歩くと転ぶ。他人をヒガむ…。あるある…。両親もだいぶ歳をとってきたので参考のために。本書はお年寄り本人と、その家族がどのような対応をしたらいいか具体的に書いています。正直それほど画期的なアイデアがあるわけでもなく「ああ、そうだよね〜」という感じ。ただこれから親が老境に入り始めるという人の心構え的にはいいかもしれません。

  • あすなろ さん

    2018年に既読。今回改めて取り出し再読。再読なので改めての感想を記さぬが、約3年前にこの本を手にし、読み、本棚にしまっていたところを見るとこの頃から母親の事を息子として疑っていたのだろう。その予感は正鵠を得ていた様で今年は母親のことで激変した年となった。本日再読したが、もうこの本の記述域を彼女は越えてしまっている。振り返れば役に立った面あり。思わず今年を述懐する読書時間となったのである。

  • どぶねずみ さん

    高齢者に対して「ボケてるから何するかわからない」「我が儘になった」「都合悪い話は聞かない」など思ったことはないだろうか。これらは全て高齢者に対する誤解。老化とは今まで感じていた感覚がどのようにかわるのかという解説から、徹底的に誤解を解いていく。周りに高齢者がいる人はもちろん、自分が高齢者になったときにも役に立ちそう。会社の顧客は年配層が多いので、朝礼ネタにもしてみよう。

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