肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行 文春文庫

平松洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167920159
ISBN 10 : 4167920158
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

牛、馬、猪、鹿、鴨、鳩、鯨、羊、鼈、内臓。人はなぜ肉を食べるのだろう―日本各地の「うまい肉」を作り出す人に会いに行き、「命が食べものに変わる」過程を見て聞いて、食べて、深く考える。土地に根ざした知恵と工夫、長い歴史を通じて人と獣の間に培われてきた親密な関係性に光を当てた傑作ノンフィクション。

目次 : 1章 羊―北海道・白糠 羊男たち一万年のロマン/ 2章 猪―島根・美郷町 害獣を恵みに変える挑戦/ 3章 鹿―埼玉〜山梨・奥秩父 鹿を狩る/ 4章 鳩―東京・門前仲町「肉にも旬がある」/ 5章 鴨―石川・加賀 江戸伝来「坂網猟」を引き継ぐ/ 6章 牛―北海道・襟裳岬 短角牛とともに生きる/ 7章 内臓―東京・品川「うまい」をつくり出す現場/ 8章 馬―熊本 馬肉文化を守り抜く/ 9章 すっぽん―静岡・舞阪「露地養殖」が育む異界の味/ 10章 鯨―千葉・和田浦 ツチ鯨漁の現在

【著者紹介】
平松洋子 : 作家、エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞、『父のビスコ』で第73回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shoji さん

    我々が普段食べるお肉からあまり食べることのない野生獣まで、猟や解体の様子を通して「命を頂く」ことの大切さを伝えています。動物の種類や部位によって肉質や味が変わってくることはもちろん、最も適した調理方法を実際の食肉加工の現場取材を通じてルポしています。動物が命を育む、猟をする方や畜産農家の方がいる、命を屠る方がいる、食肉加工する人がいる、流通させる方がいる、調理する人がいる、そしてお肉が食べられる。食べ物を粗末にしてはいけないな。考えさせられた。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。探検家の角幡唯介さんが解説しているとおり、肉食とそこに至る飼育解体調理の現場を平松さんが取材し食べ尽くす「すさまじい話」が10章掲載されている。角幡さんはイヌイットの肉食(アザラシ、セイウチ、鯨など)を「私の命は、いまここで死んだ獣の命により成りたっている」と総括しているが、平松さんも「食べることは(中略)自分の身体を使って敬意を払うということ。肉を食べる行為が感謝と祝祭に繋がる」と書いている。私はとても牧場や解体現場の牛や羊を見て美味しそうとは思えないが、敬意を払い心して肉食したい

  • トムトム さん

    へぇ!この本を書いたのは女性か!猪肉を名物にした町が興味深かった。猟友会は閉鎖的で報奨金欲しさにズルをする人もいる。ならば、とりあえず狩猟免許をとれば役所のルールで猟友会をとばしてハンティングできるよ、とした。農作物の被害に困る農家さんが自分たちで考えて害獣駆除をしたらとても効率的になり、さらに駆除した動物を無駄なく利用することで産業も生まれた。変な助成金でお茶を濁すのではなく、本気で考えれば結果は出る!というお話に共感しかありませんでした。

  • こぺたろう さん

    このところ、仕事で夜に読書をする時間が十分に取れません。休日の日中は大抵遊びに出掛けるので、これまた読めず。ただ今日は子供が発熱したので、寝ている合間に一冊読了。魚はまだしも、肉類を食べるため、動物を解体することはまずありません。本書で紹介されるような、生産現場に思いを馳せる機会というのは大切だ。

  • niz001 さん

    各章が掘り下げたら1冊書ける濃密さ。すごい執念。すっぽんのから揚げも美味いよ。

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平松洋子

作家、エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞、『父のビスコ』で第73回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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