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ISBN 10 : 4333029260
Content Description
全生庵三世圓山牧田和尚は、大正七年全生庵並びに鐵舟居士正伝の資料として「全生庵記録抜粋」を編纂し、そのなかから特に居士の言行一班を単行本として「鐵舟居士の真面目」と題して刊行した。そののち、特に太平洋戦争後は八版にわたっていわば全生庵の私家版として制作頒布されていた。今回の企画は、山岡鐵舟没七十五年の昭和三十七年刊行されたものの改訂新版。本書は、編者牧田和尚が二十年間にわたり鐵舟の家族、知人、門人から取材した談話をもとにその生涯と言動、幕末から開国への激動のなかでの行動をドラマチックに書いたものである。文語体(和漢混交文)であるが、味わい深く読み進められる。全生庵現住職の平井正修師の刊行にあたっての解説、専門家(東洋大学講師・佐藤厚氏)による漢詩・漢文などへの新訳でより興味が深まる。「剣・禅・書」の達人――日本近代を創造した歴史的・伝説的人物を知るための記念碑的書籍といえよう。
【著者紹介】
圓山牧田 : 全生庵三世
平井正修 : 全生庵七世。昭和42年、東京都生まれ。臨済宗国泰寺派全生庵第七世住職。学習院大学法学部卒業後、静岡県三島市龍澤寺専門道場にて修行。平成14年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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