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日本の就活 新卒一括採用は「悪」なのか 岩波新書

常見陽平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004320883
ISBN 10 : 4004320887
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

何社にもエントリーシートを提出し、厳しい面接を繰り返し、ひたすら内定を追い求める。この就職戦線には学歴フィルターにオワハラ、学業の阻害といった様々な問題が山積みだ。財界も学者もその原因は「新卒一括採用」にあるという。しかし本当にそうなのか? 就活の現実を直視し、労働社会の根幹にメスを入れる。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タカナとダイアローグ

    一括採用は悪だ!と素朴に思っていましたが、合理性がありました。45万人強が、教育機関→就労にスライドする、フォロー、空白のなさは代え難いメリット。 一方、大学の単位厳格化(一単位45時間の学習)にとって、4年間で均さないと到底無理なんだけど、実質四年生は就活に専念という歪みはあり。大学も「教育の質」より「就職実績の質と量」の方が高校生にアピールできる算段もある(と思う)故に、この体制は盤石。多様性を担保、中小企業も採用にメリットありとあらば、このダークヒーローを使いこなす戦略が必要なのか?と問いかけの書。

  • メルニコ

    日本の就活について手際よくまとめている。読みやすく、幅広く現状を知るにはちょうど良く、新書といえばこういうのでいいんだよ、という気持ちになった。特にFラン大学の意義について触れたところが真新しかった。大学の来し方行く末については慎重な議論が必要だが、偏差値で頭がバグってしまった人々には難しいかも。

  • チャーリイ

    「会社への入口」から「社会への入口」へと意義を変えながらも新卒一括採用は今後も存続するとの見立てには賛同する。しかし、新卒一括採用を継続する多くの会社にとっては会社の基幹的労働力の確保がその趣旨であることを考えると、採用さえできればいいのではなく定着してもらうことが大事。それは学生にとっても(以前よりウエイトが落ちているとはいえ)同じ。だとすると、本書の内容は入社までの話に限定しすぎているように思う。

  • O次郎

    世にも珍しい新卒一括採用擁護本。だが、長年キャリア支援に携わってきた著者の論は、インテリによる正論風批判より遥かに説得力がある。特に新卒一括採用によって若者の経済的安定が確保されているという議論には膝を打った。批判はあれど、学生・企業・大学の三者全てにメリットがあるから新卒一括採用は続いていくのだろう。とはいえ、批判者たちの言っていることも全く理がないわけではないし、だからこそ企業は通年採用を広げているのだろう。ただし、そのメリットは「強者」の若者ほど享受しやすい。その点を鋭く突いてくれことにも拍手したい

  • あーさん

    大学も就活実績が欲しい、企業も技術やノウハウの継承、多様性で社内を活性化させたい、新卒はとりあえず食いつなぐお金が欲しい。そんな三者の思いがあってこそ、新卒一括採用は成り立っている。 今も新卒一括採用がここまで続いているのには理由がある。

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