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遠いアメリカ P+d Books

常盤新平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093523295
ISBN 10 : 4093523290
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan

Content Description

戦後十年、日本人はまだ貧しい生活を送りながら大国アメリカの豊かな物質文化や娯楽産業に憧れをいだいていた。クリーネックス・ティシューや雑誌「ヴォーグ」、そしてハリウッド映画。そんな時代に、二十代半ばの青年重吉と演劇に没頭している椙枝は二人で愛をはぐくんでいた。一向に見えない自分たちの将来に悪戦苦闘しながらも愛と希望だけを頼りに生きる、往時の若者たちが瑞々しく描かれる。全4編からなる第96回直木賞受賞作。1955年、夢のアメリカに恋い焦がれた若者たちの青春群像小説。

【著者紹介】
常盤新平 : 1931年(昭和6年)3月1日‐2013年(平成25年)1月22日、享年81。岩手県出身。1986年『遠いアメリカ』で第96回直木賞を受賞。アーウィン・ショー『夏服を着た女たち』の翻訳者としても名高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • turtle

    1955年の東京で20代半ばの翻訳家を目指す青年の青春物語。常盤さんと同年代の主人公だけに、アメリカへの憧れ、翻訳家として本当にやっていけるのかという戸惑いなどリアルに当時の風景や人々の営みが描かれ、モノクロの映画を観ているような気分になります。作品に登場するようか喫茶店に行ってみたい。

  • スローリーダー

    アメリカの文化を夢のように憧れた1950〜1960代の日本の若者の一例がここにある。ゲーリー・クーパーの主演映画を映画館でリアルタイムで見ることが出来たなんて正に夢のよう。私事ながら学生時代に西部劇の中古ペイパーバックを古書店で手に入れて読もうとした記憶がある。ペイパーバックの画像をネットで検索するとバラエティー豊かなカバーイラストを楽しむことが出来る。本小説を読んで新藤兼人の監督デビュー作『愛妻物語』と雰囲気が似ていると思った。

  • 三鷹台のすずめ

    大森望さんのご紹介で手にとった。翻訳家の卵の日常。ガスがきていない高田馬場。井の頭線の階段・・・。 福島正実さんもでてくる。 アップルパイを知らない母三越で威張る父。 汝の父母を敬えの意味を自分に問い直す。読んでよかった。

  • アイゼンハワー

    G5

  • シンチャイナ

    コカ・コーラ、クリネックス、ハンバーガー、ピザ。1995年代のアメリアを、ペイパーバックを通して、紹介。未だ、いや。もう60年前の日本では知らない事、だったんだ!

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