帝国データバンク情報統括部

Individuals/organizations Page

Books

なぜ倒産 運命の分かれ道 講談社+α新書

帝国データバンク情報統括部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065384879
ISBN 10 : 4065384877
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

100円ショップ最大手チェーンを黎明期から支え、出資も受けていた「近畿用品製造」。大量発注を受け、「絶対に潰れることのない会社」と言われていた。タイに自社工場を構え、タイ、ベトナム、インドネシアなどの工場から商品を仕入れるなど業容を拡大していく。
しかし製造コストがジワジワと上昇、同社の経営基盤を蝕んでいた。表向き好調な決算を装いながら、実際には3種類の決算書をつくる粉飾決算に手を染めていた――。
東工大を卒業、DeNAを経て起業した若手社長は、電力自由化の波に乗り、電力の供給をAIで分析するクラウドシステムをつくったと発表し、多額の出資を集めたが、同社が開発したとしていたシステムにはまともなプログラム言語が使われておらず、その実効性が疑われるものだった――。
その他、会社名義のクレジットカードで旅行やブランド品の購入など多額の支出をし、夜の繁華街で豪遊していた社長。
90歳を超えるまで自分が実質創業した会社の経営権を手放そうとせず、趣味の美術品を買いつづけた社長など、「倒産」の背景には様々な人間ドラマがある。

新型コロナウイルスの感染蔓延に対し、政府は担保なし、金利なしの「ゼロゼロ融資」によって資金を供給し、その間企業の倒産は急減した。しかしそんな「あぶく銭」はいつまでも続かない。
時代の変化に応じてビジネスモデルを変えられなかった企業は、円安、資源高、人件費の高騰などに見舞われ、たちまち資金繰りに窮することになった。そしていままた、会社清算、会社更生法・民事再生法適用など様々な形での倒産が急増している。

60年にわたって「倒産」の現実を取材・分析しつづけてきた日本最高のエキスパート集団が、2021〜2024年の細心の倒産事例をレポートする。産」の現実を取材・分析しつづけてきたエキスパート集団が、2021〜2024年の細心の倒産事例をレポートする。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • funuu

    太陽パネルの会社が政府の施作とともに急成長。 やがて福島に100億単位の工場を政府の資金援助を得て製造開始するも中国の太陽光発電を中国政府が支援しなくなり太陽光パネルが激安で上陸し赤字に転落。それこそ関税をかけ雇用を守る手もあった。最終的に破産。 このような例は他にもあるのだろう。 森の玉は親子対立で民事再生。 後は粉飾決算で生き延び最後は破産。 なかなか事業も難しいですねー

  • ぎぃ〜

    従来から出ている帝国ニュースをまとめて解説している本。今回は2021年から2024年までの事例を解説。上場企業の財務を分析する身としては色々な気づきがあり大変ためになった。最近は安易なIPOも多く参考になった。

  • Kooya

    2021年下期以降に生じた特徴的な企業倒産の事例をまとめた本。倒産に至るまでの過程を詳細に記している。倒産した企業が属する業界の競争環境や現在進行形で直面する課題にも触れており、勉強になった。また、本書で取り上げられた企業の殆どは、業績不振や信用不安によって一段と現預金が流出した結果、倒産に至っており、財務分析を行う上ではC/Fを真っ先に見るべきなのだということを再認識した。

  • あまいちろう

    倒産の原因は様々であるが、最近はコロナ禍の売上減少とコロナ明けの原材料価格、人件費の高騰が原因であるものが多い。しかし長年の粉飾決算で本来倒産しかけていた企業へのトドメとなったに過ぎないものもある。生き残っていくには世の中の変化に対応して自己変革していかねばならず、経営者の判断は重いと痛感した。

  • yuki

    最近の事例でもあり非常に面白かった。倒産の直接の原因は、コロナ・資源高・人手不足が多かったが、結局は本業に収益力が無いことが根本的な原因となっていると感じた。外部環境の変化や、経営陣の信用力も含めて、会社の事業性を見極めることが重要かつ難しいことを改めて認識した。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items